自民党はいつから三木谷のポチになったのか?
6月7日、自民党は政府がまとめた成長戦略や経済財政運営の指針
「骨太の方針」の素案に関する党内論議を行った。
そこで、成長戦略の目玉である一般用医薬品(市販薬)の
インターネット販売原則解禁に対して、橋本岳衆議院議員が
発した痛烈な批判の言葉が上記のタイトルである。
自民党は、衆院選の総合政策集で一般薬の安易な解禁は
行わないと記述していた。
それをなぜ覆すのか?というわけである。
楽天の三木谷会長は、産業競争力会議の民間議員に選ばれ、
以来、一般用医薬品(市販薬)のインターネット販売解禁に
強い意欲を示し、解禁がないなら民間議員を辞任する意向を
漏らしていた。
このゴネ方を見ると、自社のビジネスのために民間議員の立場を
利用していると思われても仕方がないのではないか?
もちろん、医薬品販売のネット解禁で、地方の僻地で薬局が
無いところや、お年寄りで外出するのが億劫な人は
助かるかもしれません。
しかしながら、なぜそれがデフレ脱却の成長戦略に
つながるのでしょう?
カメラや家電品は、ネット販売が盛んになるにつれて価格が下がり、
むしろデフレを促進してきたのではないでしょうか。
医薬品のネット販売解禁も、競争激化により小規模な薬局から倒産し、
失業者を増やしていくでしょう。
医薬品のネット販売の良否については、いろんな意見があるにしても
それはデフレのいま行う政策ではないということです。
でも、なぜ三木谷などが民間委員に選ばれたのでしょう?
日本を再生させるための成長戦略を立案するには、
もっと適任者がいるような気がするのですが…。
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