何のためのTPP
日本は貿易立国である、というのがその前提だった。
日本は輸出に依存している。
だから、農業などの国内産業の保護よりも、
市場を開放し、輸出産業を活性化しないとダメだ。
韓国は米韓FTAなどではるかに先行している。
日本は取り残される…。
こうしたことをメディアが盛んに煽っていたように思う。
それを背景に、多くの反対があったにもかかわらず、
日本はTPP交渉に突入していったのだけれど…。
前提となった日本は貿易立国という点では
日本の輸出依存度は、主要国において、
アメリカに次いで2番目に低いらしい。
http://www.mag2.com/sample/P0007991.html
中国・韓国・ドイツはもちろん、すでに製造業が
衰退してしまったイギリスよりも低いのだという。
要するに日本経済は輸出依存型ではなく、内需主導型なのだ。
日本が輸出依存型でないとしたら、
何のためのTPPなのだろう?
TPPでアメリカに日本をかき回されるより、
デフレを克服して国内経済を成長させ、
内需拡大をはかる方が、はるかに日本のためではないか。
また、今日のニュースでTPP参加におけるアメリカへの配慮として
日本郵政とアフラックが「がん保険事業」で提携したらしい。
日本はどこまで行っても
アメリカの掌の上にあるということだろうか…。
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TPPね。小規模農業の我が家でも影響は、まぬがれません。
大規模のひとは、たいへんだろうと思います。親戚が北海道で大規模な、酪農
を、やってるので心配です。我が家には、広大な山林があるのですが、
なにか、役に立ちませんかね。どうせお金にはならないので
全部、保安林にしてしまいました。息子は、どこまでが自分の山か
わかりませんし、私も嫁にきて一度も行ったことがない山があり境界線
など、夫だけしか知りません。いずれ国のものになるんでしょう。
投稿: | 2013年7月25日 (木) 22時30分