亀田三兄弟の同時世界王者について
まだアマチュアの時代から、父親が三人を世界チャンピオンにすると宣言し、
それを実現したのだから、褒められるべきことなんだろうとは思う。
それはそれとして、最近の世界タイトルマッチは、
なぜチャンピオンへの挑戦ではなく、王座決定戦が多いのだろう。
今回の亀田大毅のタイトルマッチも
世界スーパーフライ級3位と4位の闘いであり、
普通それは世界チャンピオンを決める対戦ではないのではないか?
しかもIBFという比較的新しい団体である。
亀田和毅はチャンピオンへの挑戦ではあったけれど、
これもWBOという聞き慣れない団体だった。
亀田興毅はWBAの世界バンタム級チャンピオンを7度防衛しており、
さすがにケチはつけにくいが…
ボクシングの団体は、WBAが最も古く、1962年に誕生。
そして、1973年にWBC、1983年にIBF、1988年にWBOが生まれた。
また、階級も増え続け、WBAのフライ級と名のつく階級だけでも
ライトフライ級・フライ級・スーパーフライ級と3つもある。
要は、いまボクシングは世界チャンピオンだらけであり、
日本人世界チャンピオンだけでも10人もいる。
世界チャンピオンが10人もいた時代など過去の日本にはなく、
これって本当に世界チャンピオンといえるのか
という疑問すらわいてしまうのだ。
これは亀田三兄弟の責任ではないけれど、
このままでは世界チャンピオンの価値が暴落してしまうのではないか
と、つい心配してしまうのです。
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