婚外子相続差別「違憲」判決の問題点
まず、人はそもそも平等なのか、という問題がある。
金持ちの家に生まれる人、貧乏人に生まれる人、
五体満足で生まれる人、障害を持って生まれる人、
チビとノッポ、痩せとデブ、美人とブス、
かように世の中は生まれながらにして平等ではない。
次に嫡出子と婚外子について。
嫡出子は結婚した正妻から生まれた子供だ。
そこにあるのは、結婚した夫婦から生まれたということだけではない。
彼らは家族として、長く一緒に過ごす。
苦楽をともにして過ごすのだ。いいことばかりではない。
人生の後半には、介護という軽くはない問題も待ち受ける。
そうした家族として過ごすことの全くない婚外子が、
父親が残した財産だけではなく、
先代からの遺産や、正妻が夫と一緒に稼いで加えた財産までも
平等に相続する権利があると言っているのだ。
また、嫡出子は婚外子の親(妾)に対して相続の請求権はなく、
婚外子は二重の請求権を得ることとなる。
さらに、正妻が先に死亡した場合、婚外子はさらに大きな相続権を得ることになる。
裁判後、嫡出子側は、「最高裁の違憲判断は、納得できるものではなく
非常に残念で受け入れがたいものです。私たちの母は法律の規定を心の支えに
40年間、精神的苦痛に耐えてきました。決定は日本の家族の形や社会状況を
理解せず、国民の意識とかけ離れたものと思います」
というコメントを出したが、まさにその通りだ。
この判決を下した裁判長裁判官は「竹崎博允」という民主党の江田五月の
高校・大学の後輩らしい。
差別・差別と騒ぎ立て、日本の家族や夫婦制度まで破壊しようという
反日左翼の考え方に染まった最高裁判事が14人もいたという今回の結果は、
日本の司法制度に大きな汚点と疑問符を残したといえるだろう。
この結果を覆す方法はないのだろうか…?
« 韓国は日本産食品の全面禁止へ | トップページ | 日本人はなぜすばらしいか »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 新型コロナの5類移行は5月8日(2023.01.26)
- 北村晴男弁護士の正論(2023.01.25)
- 5類へ下げる48.7%、今のまま46.5%(2023.01.24)
- 電気代、まだ上がるの?(2023.01.23)
- GDP 世界4位へ転落の恐れ(2023.01.22)
正妻が先に死んだ場合に、正妻の先祖の財産や正妻が働いてためた貯金
なども、将来的に婚外子にいくことになるのはおかしいですね。
夫の両親の介護も正妻がするのに。。逆差別ですね。
投稿: さ | 2013年9月12日 (木) 13時22分