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2014年5月 4日 (日)

祈りと涙

世界卓球女子準々決勝オランダ戦を見ていて、
応援する人たちやプレーをする選手たちが
非常に日本的だと感じた。

エース石川佳純の勝負を決める第5戦。

心の中でみんなが祈りながら勝負を見つめ、
1本取るごとに声を合わせて声援を送る。

接戦の末に勝利を勝ち取った瞬間に見せた石川の涙は、
彼女が背負っていた日の丸の重さを感じさせた。

日本人は仲間のために祈り、喜び、涙する民族だ。

以前、トヨタ自動車の社長がリコール問題で米公聴会に
出席したとき涙を見せ、それが経営者としていかがなものかと
ネガティブに報道されたことがあった。

豊田章男社長は、「公聴会を終えて、従業員との会合に
臨んだときには、自分が守ろうとしていた人々に
守られたことが分かり、恥ずかしながら涙が出た」
と語ったが、これが仲間を思う日本人の気持ちだ。

そこには経営者も社員もない。

何度も言うが、日本人は仲間のために祈り、
喜び、涙する民族だ。

それは老若男女を問わない。
そして、それは恥ずべきことなどではない。

何でも欧米の価値観をよしとするのは
いい加減に辞めてもらいたいと思う。

世界を冷静に見渡せば、誰がどのように見たとしても、
日本っていいな、日本人って素晴らしいな、と感じるはずなのだ。

世界卓球を見ていて、なぜかそんなことを思ったのだけれど、
ちょっと飛躍しすぎかもしれませんね。

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