日本を破壊する竹中平蔵
竹中平蔵というのは不思議な男である。
ただの経済評論家に過ぎなかった小男が、
小泉政権下でなぜか政治の表舞台に登場し、
経済財政政策担当相、金融担当相、郵政民営化担当相として辣腕をふるい、
郵政民営化、道路公団民営化、労働者派遣法の規制緩和など
小泉構造改革を中心となって推進した。
竹中平蔵が権力者として小泉政権に入り込めたのは
どのような理由によるのだろう?
そこに米国が関与していることは間違いないと思う。
つまり財務省をはじめとする親米人脈のキーマンとして
竹中平蔵が選ばれたのだろう。
米国は日本経済を潰しにかかっている。
日本を経済的に発展させ過ぎたことを問題視しているのだ。
それが失われた20年、
長きにわたるデフレ経済の正体なのだろう。
財務省は増税と財政支出の縮減によりデフレ脱却を阻み、
竹中平蔵は雇用の流動化を促進することで
日本人の就業環境を根こそぎ破壊しようとした。
彼に言わせると、日本の「正社員」は過剰に保護されているらしいが、
日本の労働者が保護されて、何がいけないのだろう?
そして「残業代ゼロ」や「同一労働同一賃金」を主張し、
果ては「正社員をなくしましょう」とまで言っている。
(2015年1月5日(月)19時44分配信J-CASTニュース)
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/jcast-20150105-224570/1.htm
企業に正社員として就職し、経験を重ねるにつれて
収入が上がっていき、まじめに働いてさえいれば
誰もが結婚や子育て、家を持つことが可能だった。
こうした日本の恵まれた労働環境、誰もが幸せに暮らせる社会を
なぜ破壊しなければならないのだろう。
まあ正社員がなくなり、雇用が流動化すれば
彼が代表取締役会長を務める「パソナ」は儲かるだろう。
しかしながら、彼がやろうとしているのは
そんなみみっちい話ではない。
彼の目的は、日本という国の破壊なのだ。
日本を経済力のない惨めな極東の小国に
したいのだと思う。
おそらく彼は日本という国に対し抜きがたい
憎しみを持っているのだろう。
それがどこから来たものなのか?
だいたいの想像はつく。
そしてそれを米国が利用し、そのまわりを親米の財務省を
はじめとする日本の支配層が固めている。
だから安倍総理は彼を切ろうとしても切れないのだ。
日本の力というのは、日本人一人ひとりが持つ力の総和である。
だから日本を破壊しようと思えば、一人ひとりの日本人を
ボロボロにしてしまえばいい。
「正社員」をなくし、「非正規労働者」だけにし、
何の技術・ノウハウも蓄積されず、ただ漂うだけの労働者が増えれば、
日本の国力は一気に瓦解するだろう。
竹中平蔵が狙っているのは、
そんなことではないか、と僕は想像します。
お前の言うことはもっともだと思われた方は、
右上のボタンを押してやってください。
« 大河「花燃ゆ」厳しいスタート | トップページ | ノロウイルス報道の問題点 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 入国制限が必要では? (2023.11.30)
- 24時間テレビ寄付金を着服(2023.11.29)
- 梅毒感染者過去最多更新(2023.11.28)
- アホなうえに恥知らず(2023.11.27)
- 河川敷で外国人の無許可耕作(2023.11.24)
コメント