イスラム国人質事件の不思議
現在進行形の事件だから、いい加減なことを書くのは憚られるが、
それにしても今回の人質事件は不思議なことが多い。
まず捕らわれた人質二人の素性がよく分からない。
一人は「民間軍事会社」と称する「ピーエムシー」の
最高経営責任者「湯川はるな」氏。
もう一人はフリージャーナリストの「後藤健二」氏。
二人は知り合いらしい。
「後藤健二」氏は、「湯川はるな」氏を救い出そうとしていた
との報道もあったように記憶するが、
フリーのジャーナリストが「イスラム国」に拘束された人間を
救出しようなどと考えるだろうか?
先に拘束された「湯川はるな」氏にしても、
「民間軍事会社」が何をする会社かよくわからないが、
文字通り戦争行為を仕事とする会社であるとすれば、
捕まり、命を失うことも覚悟の上だったのではないか?
とにかく、一般の旅行者や海外で働く企業戦士が
拉致・監禁されたケースとは明らかに異なる。
そして、もうひとつ不思議に思ったのが、
テロリストが日本国民に対して、政府に2億ドルもの
身代金を支払わせるように呼びかけていたことだ。
反日マスコミに騒ぎを拡大させ、安倍政権を追い込もうとする
意図が感じられ、日本国内の何らかの勢力とのつながりを
想像させないでもない。
また、テロに屈することの誤りを指摘する声は数多いが、
ある方のブログに、昨日僕も書いた「ダッカ日航機ハイジャック事件」で
時の総理が「人の命は地球よりも重い」と述べて、身代金の支払い、
赤軍派メンバーの釈放に応じたということがあったが、
あの事件の後で、北朝鮮による日本人拉致が急増したそうだ。
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5708.html
1977年9月28日にダッカ日航機乗っ取り事件が起こり、
1977年11月15日横田めぐみさん拉致
1978年6月29日ごろ田口八重子さん拉致
1978年7月7日地村保志さん・濱本富貴惠さん拉致
1978年7月31日蓮池薫さん・奥土祐木子さん拉致
1978年8月12日市川修一さん・増元るみ子さん拉致
1978年8月12日曽我ひとみさん・曽我ミヨシさん拉致
と続いたのだという。
「ダッカ日航機ハイジャック事件」と「北朝鮮による日本人拉致事件」
に関係があるかどうかは分からない。
しかし安倍総理には、もちろん可能な限りの手を尽くして
人質の救出に努力してもらいたいが、
テロリストの要求に安易に応じるようなことだけは
あってはならないと思います。
お前の言うことはもっともだと思われた方は、
右上のボタンを押してやってください。
« 安倍首相、人命第一の対応指示 | トップページ | 二人の日本人が行方不明 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 海外バラマキ18兆円超(2023.02.03)
- 2月請求分から電気代補助(2023.02.02)
- 長男の秘書官起用に意義強調(2023.02.01)
- 子ども予算財源を社会保険から? (2023.01.31)
- 5類移行でなぜ財政支援必要?(2023.01.30)
コメント