湯川氏を貶める情報の酷さ

殺された湯川遙菜氏を貶める情報がネット上で拡散している。

湯川氏の処刑シーンが公表されなかった理由として、
「湯川さんが処刑される際に命乞いをしたため、
見るに耐えない処刑シーンになった可能性があると……。」
という情報が大量に流されているのだ。
http://asianews2ch.jp/archives/43132546.html

いずれもソースは同じで、「世界各国の情報機関に
独自の情報源を持つ危機管理コンサルタントのA氏が
中東の情報筋から聞いた話」として伝えられている。

物言わぬ死者を愚弄するこんな情報が、
「危機管理コンサルタントのA氏」と名前も伏せられ、
「中東の情報筋」というソースも明らかにされぬままに
拡散されているのだ。

万一、湯川氏が殺害される際に取り乱したとして、
なぜISILが映像を流さなかった理由になるのだろう？

日本が十字軍に加わったと激しく非難しているISILにとって、
人質が取り乱すことは日本により一層の打撃を与えることであって
映像を流さない理由になどなるわけがない。

しかも、映像はどのようにも編集できるのだから、
あまりに酷いと思われる映像はカットすれば済むだけのことだ。

こうした情報を流して喜んでいる輩というのは
よほど民度の低い人種なのだろうと想像する。

そうした民族でなければ、死者を笑うことなど
とてもできないと僕は思うのです。

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