遅ればせながら、2月12日に行なわれた
安倍総理の施政方針演説について
振り返っておきたいと思います。
演説の内容を簡単にまとめると…
冒頭に今回のテロ事件への非難に関する言及があり、
1.日本を取り戻すために、戦後以来の大改革に取り組む。
2.農家の所得を増やすための農協改革を進める。
3.TPPをはじめとした経済のグローバル化を進める。
4.最先端医療と保険診療との併用を可能とする医療改革を行なう。
5.電力では発送電分離、ガスでも小売りを自由化し、原発再稼働・省エネ・
再生可能エネルギーの導入などを行なう。
6.改革推進のための行政改革を行なうと共に、世界で最もイノベーションに
適した国にする。
7.正社員へのチャンス拡大、賃上げを進め、財政健全化を図る。
8.医療費助成、介護保険料の軽減、子育て世代の支援を行なう。
9.女性が活躍しやすい環境を整える。
10.高齢者や障害者にも、就労のチャンスを拡大する。
11.若者への雇用対策を強化する。
12.子供が自信を持って学び、成長できる環境をつくる。
13.地方にチャンスを見いだす企業や地方の熱意ある創意工夫を応援する。
14.安全で安心な街づくり。
15.安全保障法制の整備。
16.積極的平和主義を掲げ、世界から信頼される国となる。
17.地球儀を俯瞰する視点で、積極的な外交を展開する。
18.東日本大震災からの復興。
19.選挙制度改革・定数削減を実現し、憲法改正へ。
(全文読みたい方はこちらへ)
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement2/20150212siseihousin.html
簡単にまとめようと思いましたが、結構長いですね。
全体的に格調高く、感動さえ覚えるような演説ではありましたが、
やはりツッコミどころは多く、賛同できない点は多々あります。
特に2から8あたりに反発する人が多いのではないでしょうか?
僕は3、5、6、7が気になります。
日本市場を海外に開くグローバル化など、
基本的にやるべきではありません。
日本を発展させるために大切なのは、
国内の需要を増やすことです。
政府が財政出動を拡大し、需要をつくり、企業が売上を伸ばし、
国民の実質賃金が高まれば、好循環が生まれ、
企業も国も富み、国民は豊かになります。
そうすれば自然に税収も増え、財政も健全化します。
電力のような重要なインフラを自由化することも
将来に禍根を残します。
電力事業は儲からないから、もう止めた
というわけにはいきません。
公共交通や電話などよりも、さらに重要性が高く、
一瞬でも止まることは許されないのです。
再生可能エネルギーも、太陽光は夜や雨の日には発電量は
少なくなるし、まだ蓄電技術も十分ではありません。
電力は多少のムダは覚悟し、その自由化は慎重の上にも
慎重にやるべきです。
ここには書かれていませんが、外国人労働者の受け入れ、
移民政策などもやめて欲しいですね。
外国人労働者が入ってくれば、財政出動により需要が拡大し、
企業が売上を伸ばしても、外国人労働者との競争により
国民の実質賃金が高まらず、好循環が生まれません。
犯罪が増え、民族間の軋轢が生まれ、それは現在の在日朝鮮人問題同様
解決の極めて困難な問題となって、日本の国柄を破壊していきます。
いまが日本にとっての大きな転換点です。
安倍総理が間違った道を行こうとしたら、
それを全力で止めるのが国民の義務であろうかと思います。
小さな声も集まれば大きな力になります。
皆さんも気になることがあったら、
小さな声をあげてください。
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