東京五輪エンブレムを取り下げた理由が、
「模倣を認めたからではなく、自分や家族への誹謗中傷が原因」
と言い張るとは、どこまでエラが張っているのだろう。
いや、どこまで面の皮が厚いのだろう。
佐野研二郎には3つの罪がある。
第一に、黒を基調とした葬式のようなエンブレムを作ることにより、
東京五輪を、そして日本を貶めようとしたことだ。
これは「ソフトバンクの日本人を犬の子供としたCM」や
「チョッパリピース」と呼ばれる日本人を馬鹿にしたポーズを流行らせ、
日本人自身にやらせて面白がるメンタリティに通じている。
つまり、華やかな五輪の舞台に喪章のようなエンブレムを飾らせることで、
日本人を馬鹿にし、貶めたいのである。
ネット民たちが佐野のエンブレムに過敏に反応したのは、
そんな思いからだっただろうと想像する。
第二の罪は言うまでもなく、他のロゴをまるごとパクるという、
デザイナーにあるまじき行為である。
サントリーのトートバッグといい、五輪エンブレムの原案といい、
他人のデザインから触発されたとか、アイデアの参考にした、
または部分的に借用したという、デザイナーの日常的な
デザイン行為を遥かに超えている。
とりわけ五輪エンブレムのコンペのような舞台では
許されるものではなく、完全なる盗用・パクリと
言われても仕方がない。
第3の罪。実はこれが一番大きいのだが、大手代理店を
中心とした利権集団に関わっていることだ。
今回のコンペが八百長で、最初から佐野を選ぶことが
決められていたことは疑う余地がない。
審査委員が佐野の関係者で占められていたことも理由の一つだが、
そもそも原案が他のデザインに酷似しており商標上問題があるのに、
なぜ佐野の作品を選ばなければいけないのだ?
審査委員の永井は、佐野の作品が群を抜いていたというが、
他の優秀作と比べた上でどこがそんなに良かったのか
説明してもらいたい。
実態として佐野のエンブレムをいいと思っている日本人など
ほとんどいないのだが…。
プロと素人は見方が違う、と永井は言いたいのだろうが、
日本人の大多数である素人が喜ぶ質の高いデザインを選ぶのが
審査委員の仕事ではないのだろうか?
いつまでも佐野のようなコバンザメを
叩いていても空しいだけだ。
しかし、「五輪エンブレム」や「おもてなし制服」に見られるように
反日ネットワークが東京五輪を支配している現状は、
何としても変えていかなければいけない。
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以下は佐野が書いたというエンブレム取り下げ理由の全文です。
【エンブレムにつきまして】
私は、東京オリンピック・パラリンピックの大会の成功を願う純粋な思いからエンブレムのコンペティションに参加致しました。エンブレムがフラッグに掲げられ、世界中の人に仰ぎ見られている光景や、金メダルに刻まれたエンブレムを強くイメージしながら伝統的かつ新しい日本、東京を表現すべく大胆に、そして丁寧にデザイン致しました。
このような国をあげての大切なイベントのシンボルとなるエンブレムのデザイン選考への参加は、デザイナーにとっては大舞台であって、疑いをかけられているような模倣や盗作は、原案に関しても、最終案に関しても、あってはならないし、絶対に許されないことと今でも思っております。模倣や盗作は断じてしていないことを、誓って申し上げます。
しかしながら、エンブレムのデザイン以外の私の仕事において不手際があり、謝罪致しました。この件については、一切の責任は自分にあります。改めて御迷惑をかけてしまったアーティストや皆様に深くお詫びいたします。
その後は、残念ながら一部のメディアで悪しきイメージが増幅され、私の他の作品についても、あたかも全てが何かの模倣だと報じられ、話題となりさらには作ったこともないデザインにまで、佐野研二郎の盗作作品となって世に紹介されてしまう程の騒動に発展してしまいました。
自宅や実家、事務所にメディアの取材が昼夜、休日問わず来ています。事実関係の確認がなされないまま断片的に、報道されることもしばしばありました。
また、私個人の会社のメールアドレスがネット上で話題にされ、様々なオンラインアカウントに無断で登録され、毎日、誹謗中傷のメールが送られ、記憶にないショッピングサイトやSNSから入会確認のメールが届きます。自分のみならず、家族や無関係の親族の写真もネット上にさらされるなどのプライバシー侵害もあり、異常な状況が今も続いています。
今の状況はコンペに参加した当時の自分の思いとは、全く別の方向に向かってしまいました。もうこれ以上は、人間として耐えられない限界状況だと思うに至りました。
組織委員会の皆様、審査委員会、制作者である私自身とで協議をする中、オリンピック・パラリンピックを成功させたいとひとえに祈念する気持ちに変わりがない旨を再度皆様にお伝えしました。また、このような騒動や私自身や作品への疑義に対して繰り返される批判やバッシングから、家族やスタッフを守る為にも、もうこれ以上今の状況を続けることは難しいと判断し、今回の取り下げに関して私自身も決断致しました。
今後につきましては、私の作品や仕事を通じて少しでも皆様の信頼を取り戻すべく日々の仕事に専念するしかないと思っております。
図らずもご迷惑をおかけしてしまった多くの方々、そして組織委員会の皆様、審査委員会の皆様、関係各所の皆様には深くお詫び申し上げる次第です。上記事情のゆえ今回の判断に関しましてはどうか御理解くださいますようお願い申し上げます。
2015年9月1日 佐野研二郎