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2015年9月 2日 (水)

誤った「集団的自衛権」違憲論

まず、「集団的自衛権」は違憲ではあります。

僕が間違っていると思うのは、立憲主義を振りかざし、
「自衛隊」や「個別的自衛権」は合憲だけれど、
「集団的自衛権」は違憲だと言う人々です。

ASREADの投稿に比較的わかりやすくまとめられているので、
詳しくはそちらを読んでいただきたいのですが、
http://asread.info/archives/2148
彼らの主張はこうです。

憲法9条の1項で「戦争・武力行使」が禁じられ、2項で「陸海空軍
その他の戦力は、これを保持しない」と断定しています。

ところが、憲法13条に
「すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する
国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、
最大の尊重を必要とする。」という条文があり、これにより「自衛隊」も
「個別的自衛権」も合憲になるというのです。

理解できますか?

つまり「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」を保証するためには
国内の安全を確保する義務が課され、自衛のための必要最小限度の実力行使は、
9条の例外として許容される、というのです。

9条の例外規定がどこにあるのでしょう?
これが政府解釈であろうが何であろうが、
立憲主義の立場から言えば詭弁以外の何物でもありません。

立憲主義を唱える人間は、「自衛隊」も「個別的自衛権」も「集団的自衛権」も
すべて違憲だと言わなければいけないのです。

しかも、憲法前文には、こう書かれています。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した」

つまり、日本国憲法には「自衛」という概念すら存在しないのです。

なぜ、こんなおかしな憲法ができてしまったかと言えば、
この憲法が、二度と日本が米国に逆らうことがないように、
米国の手によって作られたものだからです。
(日本が作れば、国家の存立にとって最も重要な自衛や
軍事に関する条項がない訳がありません)

そして日本国憲法は、一度として日本国民の信認を得ていません。
ですから、こんな憲法は、立憲主義に値しないのです。

それから100歩譲って、上記ASREAD論者の主張が
正しいとしましょう。

憲法13条により「自衛のための必要最小限度の実力行使は、
9条の例外として許容される」という部分です。

では、「自衛のための必要最小限度の実力行使」とは
どのようなものを言うのでしょう。

仮想敵国である中国や北朝鮮は原子爆弾を持っています。

こうした国から自衛しようと思えば、
当然日本も核を持たざるを得ないでしょう。

また自国のみでは自衛が困難な場合は、
軍事同盟が必要になるでしょう。
(現に米国と結んでいます)

軍事同盟となれば、集団的自衛権は当たり前のことです。

つまり、「自衛のための必要最小限度の実力行使」には、
「核保有」も「集団的自衛権」も
含まれることになってしまうわけです。

要するに、日本は憲法改正の環境が整うまで、
立憲主義ではなく憲法を柔軟に解釈することにより
迫り来る脅威に対応するしかないのです。

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