少女像を撤去できるのか?
日韓両政府が28日に合意した慰安婦問題を巡り、
日本政府がソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦を象徴する少女像を、
可能な限り早期に撤去するよう求め、韓国政府も前向きに
取り組む考えを示していたことが29日、分かった。
日本政府高官が明らかにした。
岸田外相と韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相による28日の会談を控え、
日韓両政府は慰安婦問題を巡る詰めの交渉を行った。
日本政府高官によると、その際、日本側は、韓国政府が設立する財団に
日本政府が約10億円を拠出する前に、慰安婦像が撤去されるよう要請した。
韓国政府も、日本の要望に理解を示したという。
日本政府は、少女像の撤去が進まないまま10億円が拠出されれば、
合意に対する日本国内の理解が広がらないとみている。
このため、少女像の撤去に向けた韓国側の動きを注視する考えだ。
(読売新聞 12月30日(水)3時16分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151229-00050122-yom-pol
ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦像を
撤去できるかできないかは、今回の会談の正否に
シンボリックな意味を持つだろう。
日本に膝を屈することだけは許されない、という韓国世論の中で、
たかが10億の金で韓国が日本に譲歩することは可能なのだろうか?
韓国では挺対協を中心に今回の合意を激しく非難しているし、
慰安婦の記憶遺産不参加も韓国外務省報道官が否定している。
今回の合意には米・豪・独などが歓迎の声明を発表。
こうした国際注視の中で韓国が約束を反故にすることが
できるのか、今後の動向が注目される。
昨日のエントリーで「余命三年時事日記」のブログより紹介したが
今回の合意に際し、日本は韓国がとても飲めないと思われる
以下の4つの条件を提示している。
1. 最終決着の確認。
2. 不可逆の確認。
3. 慰安婦像の撤去。
4. 賠償金は不可。
これを守れなければ、韓国は国際的信用を失うだろう。
韓国が国際的信用を重視して約束を守れば良し、
万一、約束を反故にすれば、韓国の国際的信用は失墜し、
今後国外に慰安婦像が建立されることは
無くなるのではないでしょうか。
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