津田弥太郎事件のその後
9月17日に言論の府といわれる国会内で
婦女暴行というとんでもない事件を起こした津田弥太郎について、
ケンカ両成敗という訳の分からぬ決着がはかられたことは
多くの人が覚えているだろう。
本ブログでも何度か取り上げたし、
この結末に納得した国民は
ほとんどいなかったのではないか?
このことで、日本の国会のレベルの低さに改めて絶望感を
抱いた人は多かったのではないだろうか。
そんな中、愛国女性の集い「花時計」さんが10月7日に
津田弥太郎を告発すべく麹町警察署に告発状を届けたところまでは
このブログでも紹介したが、麹町警察署は受け取りを拒否し、
そこでこの問題は終わったものと思っていた。
しかしながら、久しぶりに「花時計」さんのブログを
覗いてみたら後日談が載っていた。
告発状の受け取りを拒否し、コピーのみを受け取った麹町警察署だったが、
多くの人から麹町署へ叱咤激励の電話やメールがあったことにより、
麹町署もそれなりの対応をし、「花時計」さんに連絡があったらしい。
『11月13日、麹町署は大沼議員と連絡が取れましたが、
大沼議員は「被害届けを出す意思はない」そうです。
被害者の「犯人に対する処罰意思」がないとこの事件は立件できないそうです。
国会の閉会中でも捜査はできますが、それでも被害者の処罰意思がないと
関係者への聞き取り捜査なども難しいそうです。』
http://www.hanadokei2010.com/kiji_detail.php?no=33
以上が、麹町警察署担当警部からの連絡を受けた
「花時計」さんの報告です。
自民党の一議員である大沼議員は、被害者であっても
参院自民党が出した結論には逆らえなかったということでしょう。
参院自民党幹部の意識が、国民の民意といかに乖離があるかを
如実に示した結果と言えます。
参院平和安全法制特別委員会の採決では、
民主党の小西が鴻池委員長に向かってダイブするなど大荒れの展開で、
そこから離れたところで津田弥太郎が大沼議員に暴行を働いた事件は、
国会議員としての資質を欠いた民主党議員の体質を表す
まさにハイライトともいうべきものでした。
それを有耶無耶にしてしまった参院自民党幹部の判断は、
今後の国会運営に大きな禍根を残すことになるでしょう。
「国会では暴力をふるっても許される」
これが今回の事件で国民の間に広がった
国会に対する理解だ。
今後国会ではレイプや殺人事件が発生する可能性を
僕は否定できないと思う。
その時になって初めて、
今回の判断が強く糾弾されることになるだろう。
それはもう、手遅れではあるのだけれど…。
「お前の言うことはもっともだ」と思われた方は、
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