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2016年2月21日 (日)

日本力士が優勝できなかった理由

1月の初場所で優勝した琴奨菊が、スポーツ新聞のインタビューに答えて、
日本人力士が10年間も優勝できなかった理由を次のように語ったそうだ。

「私たちは相撲道という道の部分で、変化をせず力と力の勝負とか、
そういう固定観念がありすぎなのかなと思う。やはり勝負の世界は
勝たないと意味がないし、そういうところにもっと貪欲さが足りないのかと。
また、横綱でも、変化まではいきませんが、立ち合いで相手の間合いを
ずらしたりとか、そういうところを見習っていかないといけない」
(デイリースポーツ 2月21日(日)12時30分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160221-00000043-dal-fight

ちょっとガッカリさせられるような話だが、
日本人が圧倒的な人数を占める(94%程度らしい)大相撲で、
年6場所、10年間も優勝者が出なかったというのは
不思議とも思えるほど異常な出来事だ。

それは、道を究めるとか、変化をしないとかいうことでは
まったくないと思う。

琴奨菊も言っている通り、勝ちに対する貪欲さ、
精神力に大きな差があったということだろう。

それを間合いをずらしたり、変化をするというところに
繋げてしまっては、意味合いが違ってくる。

それに白鵬の立ち合いの注文相撲が目立ってきたのは、
圧倒的な強さが影を潜めてきた最近のことだ。

国技というと定義が難しいようだが、
相撲に近い日本のスポーツとして位置づけられるのに
柔道がある。

柔道は世界に広がっており、
日本で生まれたものというアドバンテージは
ほとんどなくなっているが、
それでも各階級で優勝に絡んでいる。

柔道選手の強豪にはモンゴル人もいるが、
彼らが生まれつき足腰の強さに恵まれているといっても
日本選手が圧倒されているわけではない。

とりわけ日本男子の柔道は、優勝以外なら2位も3位も同じだ
といわれており、勝負に対する厳しさは特筆すべきものだ。

大相撲でも、圧倒的な強さを誇った朝青龍や白鵬ばかりが
優勝しているわけではない。

琴欧洲など欧州人の力士や平幕の旭天鵬も優勝している。

10年も日本人力士の優勝がなかったのは、
奇跡的な運の無さということもあったかも知れないが、
その理由を探ればひとえに勝ちへの貪欲さ、
国技の大相撲で外人力士に優勝を許してはいけない
という責任感の欠如によるものだろう。

それを「道」へのこだわりだとか、
立ち会いの変化に結びつけてしまうようでは、
首をひねらざるを得ない。


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