おかしな増税論議
テレビなどでは、
① 増税しないと社会保障に悪影響が出る
② 増税できないのはアベノミクスが失敗したからだ
と言うような論調が見られます。
これは二つとも間違いです。
① については、「増税すれば消費が冷え込み、税収が減って
却って社会保障に影響が出る」のであり
② については、「5%から8%への増税をしたから
アベノミクスは失敗した」のです。
話を簡単にするために、消費税が0%と10%の場合を
考えてみましょう。
僕が1万円を持っていたとして、消費税が0%だと
僕は1万円全部を買い物に使えますが、
消費税が10%だと9千円しか使えなくなります。
これは消費者側から見たものですが、消費者は同時に生産者でもあり、
生産者側から見ると、これまで1万円売れていたものが
9千円しか売れなくなり、我々の給与もまた10%少なくなります。
つまり、手持ちの金が9千円に減ってしまうのです。
これで何かを買おうとすると、やはり消費税が10%かかるので、
8千1百円しか買えません。
もちろん給与も8千1百円になります。
(雑だな~と思いつつ…)
だから、景気が悪い時には絶対に増税をしては
いけないわけです。
そして、公共事業など政府の投資を増やさなくてはいけません。
政府がどんどんお金を使って、景気を刺激するわけです。
そんなことをしたら、国の借金が増えてしまうじゃないか!
と思われるかも知れませんが、
話は逆でいずれ借金は減っていきます。
政府が使ったお金は、民間の収入になります。
つまり企業の業績が上がり、我々の給与が増えていきます。
給与が増えると消費が旺盛になり、企業の業績がさらに上がり、
我々の給与も上がり、消費意欲がさらに高まり、
税収が増えていきます。
こうして国の借金(政府の借金)は減っていくのです。
アベノミクスは当初、金融の異次元緩和とともに
補正予算10兆円を組んだため、企業業績が回復しましたが、
そこで愚かにも5%から8%へ増税してしまったために、
一気に景気が収縮しました。
つまり、増税がアベノミクスを潰してしまったわけです。
今必要なのは、増税せず、むしろ減税して、
政府支出を大きく増やすことです。
しかしながら、社会保障のために増税し、国の借金を減らすべき、
というような間違った議論が幅を利かせています。
5%から8%への増税の影響が破壊的だったために、
10%への増税は日本経済を終わらせると述べた
ノーベル賞受賞の米国の経済学者もいます。
日本の増税論議は、はっきり言って狂っています。
安倍総理には正しい道が見えているのですが、
官僚や政府の取り巻きに反日勢力がいっぱいいて
日本に正しい経済政策を採らせないように
しているんですね。
増税は2年延期ではなく、凍結すべきです。
でないと2年後に、また同じ騒動が起こる
ことになります。
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» 諸悪の根源を辿れば・・・ [母さんによる徒然・・・]
☆大韓帝国皇帝(純宗)である朕が、不
徳であったために、国家運営がうまくい
かなくなった。
従って、今後は国家の統治権を、朕自ら
決断して、親日の隣国国家の大日本皇
帝陛下に譲与し、臣民の安寧を図りたい。
文明国である、日本帝国の新しい政治
の下で幸せに暮らせ。
朕は、臣民のことを忘れたわけではない。
臣民を救いたいという気持ちを理解せよ。。
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