柔道の真髄を見せた大野将平
リオデジャネイロ五輪第4日(8日=日本時間9日、カリオカアリーナ)
柔道男子73キロ級で大野将平(24)=旭化成=が決勝で
アゼルバイジャン選手に一本勝ちし、金メダルを獲得した。
(中略)
「いやー、内容的に満足できるものではなかったですけど、
柔道という競技の素晴らしさ、強さ、美しさを見ている皆様に
伝えられたんじゃないかなと思います」
(サンケイスポーツ 8月9日(火)7時40分配信)
http://rio.headlines.yahoo.co.jp/rio/hl?a=20160809-00000513-sanspo-spo
大野将平が語った通り、彼の柔道からは、
「強さ、美しさ」が伝わってきた。
日本の柔道は、非常に単純化すれば
「いかに投げるか」の勝負である。
ところが外国の柔道は「いかに投げられないか」、
つまり相手に力を出させないことに重点が
置かれ過ぎているように感じる。
もちろん日本柔道だって、力を出させないようには
するのだけれど、その防御の仕方が極端なのだ。
持たせない。持たれたら切る。そでを絞る。
これでは技など掛けられない。
日本の柔道は美しい。
しかしながら美しいがゆえに、
ずるいとすら感じる組まない柔道に
勝てなくなった。
まるでパンチのように相手の襟を取り、
袖をつかまれたら即座に切る。
切れないと見るや袖を絞る。
延々と続く揉み合いを見せられて、
これも柔道なのかしら、と。
柔道五輪男子の最後の金メダルだった
2008年の内柴正人、石井慧の勝ち方も、
褒められたものではなかった。
大野将平の金メダルは、久々に「日本柔道ここにあり!」
という強く、美しい柔道を見せてもらった気がして
とても誇らしく、うれしく感じました。
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