豊洲新市場と東京五輪
築地市場の豊洲移転にしても、東京五輪にしても、
問題の構造は似ているように思える。
巨大な予算に群がり、利権を得ようとする人と、
それをチェックし、軌道修正しようとする人、
そして、問題を拡大し、混乱させようとする人の
バトルロイヤルだ。
放っておけば、都議会のドンと呼ばれる人や、
そこに連なる政治家、土建屋などが巨額利益を得、
都民が不利益を被ったことは間違いないだろう。
だから、それにストップをかけてくれた小池都知事に、
都民は喝采を送ったのである。
しかしながら、見つかった事実を針小棒大に報じ、
問題をあらぬ方向へ引っ張っていこうとする
反日勢力が加わると話はややこしくなる。
「環境基準を下回る」猛毒のヒ素を検出したという、
以前も取り上げた問題でないことの問題化だ。
ところが今日は、都のモニタリング調査で初めて、
環境基準を上回るベンゼンとヒ素が検出されたという。
ベンゼンは環境基準の1.1倍から1.4倍、ヒ素は1.9倍と、
いずれにしても僅かではあるが環境基準を上回ったことは
注目されるべきだ。
今後は、これを基準として専門家の冷静な判断が必要となる。
共産党都議ら反日勢力が「豊洲移転の見直し」を騒ぎ立てる
だろうが、ここは冷静に議論してもらいたい。
東京五輪でも、このままやっていけば開催費用は3兆円を超える
という試算が示されたが、当初予算の数倍に上る開催費用が
安易に認められていいわけがない。
時間は限られているが、問題を俎上に載せ、
都民の目の届くところで決断を下していこうとする
小池都知事のやり方には賛同できる。
反日勢力の雑音に惑わされることなく、適切な落としどころを
探ってもらいたいと思います。
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