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2016年11月18日 (金)

原発避難いじめのなぜ


最初に、いじめられた生徒の手記が公表されたとき、
また「原発問題を蒸し返し、左翼が東電いじめを始めたのか?」
と僕は思った。

「バイ菌が放射能」というのも、如何にもという感じだったし、
150万円ものお金を脅し取られて、親はなぜ気がつかなかったのか、
と不思議なことが多かった。

今日の産経新聞を読んで、初めて被害者の置かれた
絶望的な状況がよく分かった。

こうした事件を公表するときは、
最初から全体像が分かるように情報を提供しないと
何も伝わらない。

(以下、産経新聞より)
東日本大震災後の平成23年8月、福島から横浜市に転校した少年が、
直後からいじめを受け、平成24年6~9月の間不登校に。

平成25年4月、再びいじめが始まり、
平成26年5月からは、ゲームセンターなどで使った
お金を負担させられる。

同月中に事情を知った複数の同級生の保護者が学校に連絡。
生徒の親も学校にいじめ被害を訴える。生徒は再び不登校に。

同年6月、生徒の親が現金持ち出しに気づき、
学校もようやく市の教育委員会に金銭トラブルを報告。
学校が同級生に最初の聞き取り。

同年7月、生徒の親が神奈川県警に相談。
県警が生徒や同級生に事情聴取。

同年10月、神奈川県警は両親に対して
「ゲームセンターなどで使った金1回約10万円、
総額約150万円を負担させられた」ことを報告。

両親は直後に学校と市教委にこのことを報告。
同年11月、県警も聴取結果を学校に報告したが、
「学校はこれを重大事態ととらえず放置」。

約1年後の平成27年12月、生徒側が「いじめ対策推進法」
に基づく調査を申し入れ。

さらに約1年後、平成28年11月、市教委の第三者委員会が
調査結果の報告書をまとめる。

同月、生徒の手記公開、という流れのようだ。

学校側の調査では、「男子生徒が積極的にお金を渡しており、
総額は数万円」とのことらしい。

僕が不思議なのは、
① いじめによって現金を渡しているのに、学校が放置したのはなぜか?
(生徒が積極的にお金を渡したといっても、いじめられなければ
 金を渡すわけがないではないか)
② 調査をしながら神奈川県警が逮捕・補導しないのはなぜか?

この2点です。

学校側がダメなのか?
それともモンスターペアレントなど同級生の親側に、
対処を阻む何らかの原因があったのか?

それでは尚のこと警察の出番だと思うのだが、
ただ事実の報告だけで、対処しなかったのはなぜか?

150万円もなくなるまで親が気づかないなど、
すこし首を捻る部分がないではない。

しかしながら、いじめられ、恐喝された側が、
学校にも、教育委員会にも、警察にも知らせているのに、
加害者側に何の対処もしてもらえないようでは、
もはや打つ手がない。

こんな無法地帯に置かれたら、いじめられた側は
死ぬか、逃げ出すしか道はなくなってしまう。

この報道は当初「原発避難」ばかりがクローズアップされたが、
本質は「学校での犯罪が、学校も、市教委も、警察も、
どこも対処してくれないという学校の無法地帯化」にあると思う。

これが、この学校に限った話ではないところに
問題の根深さがある。


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