嘘つきが嘘を暴く
今日のクローズアップ現代+をご覧になっただろうか?
「フェイクニュース特集 あなたも嘘を拡散?」というタイトルで、
ネットニュースのあら探しをしていた。
トランプ米大統領が指摘し、いま大きな問題になっているのは
メインストリームメディアのフェイクニュースなのだ。
メインストリームメディアは、その影響力が大きいから
フェイクニュースが深刻な問題となるのである。
ネットニュースにいい加減なものが混ざっているのは、
誰もが知っている。
やらせ問題で打ちきりとなった国谷の「クロ現」の後番組で、
池上彰やデーブ・スペクターといった怪しげな人間を登場させて
フェイクニュースを語らせる。
これぞ「嘘つきが嘘を暴く」という
ブラックジョークではないか。
NHKはこんな馬鹿げた番組で、
まだ視聴者を騙せると思っているようだが、
いまやそんな視聴者は少数派だ。
「クロ現+」「池上彰」「デーブ・スペクター」
無理、はっきり言って無理ですよ。
「お前の言うことはもっともだ」と思われた方は、
緑色の人気ブログランキングを押してやってください。
« CNNはフェイクニュースの証明 | トップページ | 週2日勤務で年収1千万円 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 5類移行でなぜ財政支援必要?(2023.01.30)
- 岸田は何を謝罪するのか?(2023.01.29)
- 一方的譲歩を続ける岸田政権(2023.01.28)
- 日韓の健全な関係は不可能(2023.01.27)
- 新型コロナの5類移行は5月8日(2023.01.26)
クロ現+は他の番組観てて観なかったですが、やっぱりそっち方向に誘導してたんですね。
つまり、極論を言えばネットで話題になっていようが問題視されてようがそんなの全く関係無く大手メディア(NHK)の報道が正しくてネット界隈で曲解・歪曲するなと。
どちらが曲解・歪曲してるんだかさっぱりって感じですが、まぁ巨大組織としての立場ならそうなってしまうでしょうね。
そのくせ、自分達に都合のいい事は殊更に大きくネットの声として利用するのにね?(苦笑)
公平とか公正っていう言葉は決して彼らにだけは言って欲しくないですが、何かあると判を押した様にそう言って煙に巻くのがまた何とも不快です。
不祥事頻発してるのに再発防止に向けた対策を全力でするって、発覚しない様にもっと隠蔽に頑張りますって意味ですか?と皮肉を言いたくなります。
他局や一部ネットでもトランプ大統領の発言や政策が批判されていますが、私は彼を馬鹿にしたり虚仮にする事こそがフェイクニュースだと思います。
事業に失敗した例を揚げ足取りにしたり、80年代90年代の感覚でいるみたいな報道や解説をするコメンテーターがいますがとんでもない事です。
彼は自己矛盾に陥らない様に敢えて選挙期間中に大統領令で出来る事を公約に掲げ、大統領に就任したからそれを実行してるに過ぎず、またその目的は間違いなく「偉大なアメリカ」の再現を目指すものです。
その政策や他国への批判も明確な意図があってやってるし、実際にそれは一部で効果を上げています。
彼の政策の一丁目一番地は対中でありその矛先は中国が勢力を拡大してる地域ばかりです。
オーストラリアの首相との電話会談もそうですし日本を経済摩擦として槍玉に揚げたのもその一環という側面があります。
勿論名目があれば何でもいいけどそれだけというだけでなく、それを通じて交渉を有利にしようという魂胆もあるので一石二鳥の策と見てとれます。
事実、中国側はこの搦め手に関しては特に強い反発は見せていません。
これは台湾を出した時とは明らかに異なる反応ですが、真綿を締める様に締め出す為の戦略であり、今は表立って対決するつもりが無いという意思の表れの様に感じます。
トランプ大統領が中国を狙い撃ちしてる理由は明白で、経済や軍事、国際的な発言力をこれ以上大きくさせる事は冷戦時代のソ連以上の脅威になりかねず、既に中国はきちんと政策を間違えなければ内需主導で大国の地位を維持出来る程大きくなりました。(今は無理な政策を打ち出したツケが回って困っているだけという)
なのでそういった脅威を排除する為の戦略をあらゆる方向から展開している…という視点からニュースを見てると、あまり惑わされない様に思います。
一方で対日本はというと、米国内での雇用創出やインフラ整備等の協力というお土産が報道されてますが、何の事は無い選挙対策と自分の大統領としての正当性の為です。
これはオバマ大統領の時と比較すれば解り易くなると思います。
通常の経済政策等ではその効果は早くても1~2年後に表れる為、大統領としての評価は低く見られがちです。
実際オバマ大統領は米国の経済を立て直す政策をしてきたし、失業率や物価を回復してきましたが、国民からの支持率にはあまり反映されませんでした。
これは数字には表れない、見えない個人的な体感がそうさせるのであり、実体としてそういった人達の不満が噴出したものがマジョリティになっただけなので、財政出動等あらゆる政策を講じる中で苦しい議会運営が予想される今後の免罪符になる筈です。
こういった内容の報道は日本国内の、特に大手メディアは報じませんが、そろそろ本当に下らないネタで連日賑やかしをしてないで真面目に本質を報道して欲しいですし、そうしないと誤った認識で世論が形成されて日本の国益が守れないと思います。
個人的にはこういったトランプ大統領を全面支持という立場でなく、正しい認識に改めないで誤った認識のままでいたら危ないと感じています。
もしトランプ大統領が愚かに見えるなら、彼は文字通りジョーカーでありピエロを演じてるだけだという事を後で思い知らされる事になるでしょう。
メディアも公官庁も自分本位で事なかれ主義に徹して利己益を守っていればいい時代は終わりにして欲しいものです。
毎度長文すみません。
投稿: 玉藻前 | 2017年2月 8日 (水) 12時29分
コメントありがとうございます。今はグローバリズム一直線できた世界が、その欺瞞に気づき、所謂ナショナリズムへ舵を切ろうとする混乱期です。大手メディアはすべてグローバリズム派で、しかも欧米各国はグローバリズムに染め上げられ、後戻りが困難な状況にあります。何が起こっても不思議ではないこの時代に誕生したトランプ大統領は正義の味方か、悪魔の化身か。一筋の光明であることだけは間違いないと思うのですが…。
投稿: kanata | 2017年2月 8日 (水) 13時48分