北はいつ暴走するか?
国際原子力機関(IAEA)元査察官で現在は米シンクタンク、
科学国際安全保障研究所(ISIS)所長のデビッド・オルブライト氏は14日、
北朝鮮が保有する濃縮ウランやプルトニウムの推定量に基づき、
2020年末までに最大60発の核兵器を保有する可能性があるとの推定を発表した。
オルブライト氏は、北朝鮮が現在、韓国や日本のほぼ全域に届く
中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)に搭載可能な程度に小型化した
プルトニウム型核弾頭を少数保有している可能性があるとの見方を示した。
米本土に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)向けの核弾頭を
製造できているかは疑わしいとした。
オルブライト氏の推定では、北朝鮮は16年末までにプルトニウムを33キロ、
濃縮ウランを175~645キロ保有し、核兵器を13~30発製造した。
さらに実験用軽水炉を稼働させれば、最悪の場合、20年末までに
最大60発まで増産されるという。
(産経ニュース2017.4.15 18:22)
http://www.sankei.com/world/news/170415/wor1704150036-n1.html?utm_source=browser&utm_medium=push_notification&utm_campaign=PushCrew_notification_1492216264&pushcrew_powered
北がすでに日本のほぼ全域に届く中距離弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭を保有し、
2020年末までには最大60発の核兵器を保有する可能性があると言われても、
僕を含め日本人はそれほどの危機意識を感じない。
それは中国がもう圧倒的な数の核兵器を保有しており、
それを知ったときも何ら危機意識を持たなかったことと同様だ。
自分の国は自分で守るしかないという当たり前のことを
戦後一貫して考えてこなかったお花畑の日本国民にとって、
国防とは米国に守ってもらうことだったからである。
確かに今も米国は日本を守ろうとしているようだ。
しかしながら、今回の米国の軍事行動は、
第一義的には自国に脅威が及ばないようにするためのもので、
日本や韓国のためだけにやっているわけではない。
幸いなことに、今日は北による核実験やミサイル発射は
行なわれなかった。
しかし、評論家に言わせると、核実験の準備はすでに完了しており、
核実験を行なわずにそれを解除することは極めて難しいらしい。
つまり、近いうちに北が核実験を行なう可能性は高いのだ。
金日成生誕105年の今日がその日である可能性は高かったのだが、
韓国大統領選が行なわれる5月9日前後までは油断できない。
北がいつ暴走するかは誰にもわからない。
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