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2017年8月23日 (水)

人種差別「白人こそ犠牲者だ」

タイトルは今日の産経新聞1面の大見出し。

「トランプ時代の米国」として、
白人至上主義者と反対派との対立の背景を
取り上げている。

印象的な部分を引用すると、
『中西部オハイオ州シンシナティの工具店で配達の仕事をする
クリス(21)は昨年、大手化学メーカーへの就職を目指して失敗した。
「代わりに採用されたのは、いつも優遇される黒人だった。
大学の奨学金も希望した仕事も、白人だからという理由で失った」
昨年まで通ったケンタッキー州の大学は黒人の学生が80%以上を占め、
自身がマイノリティー(少数派)だったという。
「食堂では給仕されるのを拒否され、寮の部屋のドアも蹴られた。
やつらは暴力的だ」と語り、「白人こそが社会の犠牲者だ」と憤った。』
とルイスという普通の大学生が、白人復権を掲げる団体
「アイデンティティー・ヨーロッパ」に加入した理由を
解説している。
http://www.sankei.com/world/news/170823/wor1708230007-n1.html

「彼が通ったケンタッキー州の大学は黒人の学生が80%以上を占め」
ということになると、本当にどちらがマイノリティで、
どちらが弱者であるのか判らなくなる。

同じようなことがヨーロッパはもちろん、
この日本でも起こっているように感じる。

象徴的なのはやはり大学で、返済不要の奨学金を受け
リッチな大学生活を謳歌するチャイナや韓国の留学生とは対照的に
日本人は金利までつく奨学金の返済に苦しんでいる。

「日本人が納めた税金は、日本人のために使え!」と叫べば、
僕も立派な日本人至上主義者ということになるのだろう。

それでもかまわない。

日本はまだ米国やヨーロッパほどには酷くはないし、
今が軌道修正できるギリギリのところなのだと思う。


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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

逆差別というやつです。これもコレポリのひとつでしょう。
もともとがアメリカをはじめ白人主導の国家で、有色人種をこき使って人命軽視でこきつかって、へたに経済的発展を遂げた国は、格差が大きくなるものだと思います。だもんで、格差是正が課題になっておかしなことになりますね。

ブラジルなんか、白人も黒人も平等に貧しくて格差が目立たないから、逆に差別被害の気持ちも起きないのでしょう。その代わりというのが正確かどうか、人種にこだわらない、純粋に貧困を要因とする暴力がはびこるんですね。メキシコとかも。

格差を人為的に性急にどうにかしようとすると、差別と逆差別をいったりきたりになるのではないかと思います。
記事の白人青年は、個別の事例としては逆差別の被害者には違いありませんが、アメリカの大きな歴史の因果の渦中にあるだけとも言えます。

加害者側にも、その歴史の因果を理解する度量が無い限り、揺り戻しを喰らうことになりそうです。本人たちか、彼らの子孫が。そこでも目先の被害と復讐心が起きると、社会の波乱要因になって、社会コストも膨らむことになります。

おっしゃるとおり、日本でも起きかねないことです。ご存知のとおり、記事の黒人のポジションを在日コリアンや沖縄独立運動家や部落などが「ポリティカルコレクトネス」をたてにとって優遇措置(つまり逆差別)を要求して「勝ち取って」きました。
これが、在日個人の問題ではなく、日本の既成事実や制度になっていることが問題ですね。一度でも制度にしたり既成事実にしてしまうと、変えるのが大変ですし、利権で食べてるようなグループもいますから。

このうえ、他の宗教や他のアジアアフリカの移民を入れていると、おかしな制度がますますおかしくなりかねません。
長くて失礼しました。

コメントありがとうございます。白人の罪深さは言うまでもありませんが、過去の白人の罪を、現在の白人が負わなければならないという考え方を、僕は採りたくありません。それよりも、今もなお黒人(黄色人種も)差別が厳然とあることの方が問題だと思います。

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» 「反日売国奴」というのが正確な左翼の定義とな・・・ [母さんによる徒然・・・]
☆口を開けば、国民のためなどと浮ついた言 葉が出るが、何一つとして日本国と日本国民 の利益に立った政策はない。 [続きを読む]

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