馬脚あらわす虚言知事
『「それはAIだからです」「人工知能というのは、
つまり政策決定者である私が決めたということ」--
東京都知事の小池百合子氏が8月10日の定例記者会見で行ったこんな発言が、
「意味が分からない」とネットユーザーを困惑させている。
発言は、毎日新聞記者からの「豊洲市場の移転問題に関する検討過程の記録が
残っておらず、情報公開という知事の方針に逆行するのでは。
所見を聞きたい」という質問に対して答えたもの。
小池知事は「情報というか、文書が不存在であると、それはAIだからです」
と発言した後、少し間を開けニコリと笑い、
「外部の顧問や専門家会議で考え方を聞いてきた。試算は公表されている」
などと説明。さらに「最後の決めはどうかというと、人工知能です。
人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということ」
などと話した。(後略)』
(産経ニュース 2017.8.15 14:50)
小池百合子というのは、単なる嘘つきだ。
豊洲市場で盛り土が計画変更されたことの文書が残っていなかった
と大騒ぎして独断で移転を延期し、市場関係者を大混乱に陥れ、
莫大な経費を無駄遣いし、五輪道路建設を不可能にした問題知事が、
自らの決定過程を「私が決めたから大丈夫」のひと言で
乗り切ろうとしている。
まず、小池百合子はAIではない。
AIは政策決定者を意味しない。
「AIは正しい決定をする=AIである私の決定は正しい」
というような論法なのだろうが、
小池百合子のどこがAIなのだ?
冗談としても質が悪いし、
冗談を言うような場でもない。
痛いところを突かれて、
誤魔化そうとしただけだと思われるが、
「いつ、どこで、誰が、何を、どのように決めたのか?」
という情報公開を一丁目一番地に上げていた知事としては、
「私が決めたから大丈夫」というのはお粗末すぎないか?
この調子で都政が行なわれ、
都議会がチェック機能をまったく果たさないとすれば、
都の未来は極めて暗い。
市場移転も、五輪問題も、出鱈目な決定で
都の職員が混乱させられることになるだろう。
都知事も、都議会議員も、
民主的な選挙で選ばれたのではあるけれど…。
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