コーヒーの発がん性警告
『米ロサンゼルスの裁判所は30日までに、
米コーヒーチェーン大手スターバックスなど販売業者に対し、
コーヒーに発がん性成分が含まれているとの警告を
表示すべきとの判断を下した。(後略)』
(産経ニュース 2018.3.31 08:01)
https://www.sankei.com/economy/news/180331/ecn1803310024-n1.html
原告の非営利団体は、発がん性が指摘される化学物質「アクリルアミド」が、
コーヒー豆の焙煎で生じるとして、この化学物質を取り除くか、
警告表示をするかのいずれかを求めているという。
判決では「原告側はコーヒーの消費で胎児から大人まで危険性が増す
との証拠を示した。一方で被告側の医療専門家の証言は、
因果関係に基づかない意見だった」としているが、
コーヒーをどの程度飲めば、どの程度ガンになる確率が高まるか
ということには触れていない。
農林水産省のホームページを見ると、「アクリルアミド」について、
「ヒトにおける健康影響は明確でないが、動物実験の結果及び日本人の
推定摂取量に基づき、公衆衛生上の観点から懸念がないとは言えない
と判断している」とのことだ。
しかしながら、「アクリルアミド」という化学物質は、
ポテトチップスをはじめ様々な加工食品に含まれており、
穀類や野菜などを120度以上で加熱することによっても
生まれるものであるらしい。
コーヒーの焙煎によって、
非常に大量の「アクリルアミド」が生成されるならともかく、
発がん性の警告というのは、
ちょっと行きすぎのような気もする。
もし、コーヒー製品に発がん性の警告を載せるのなら、
ポテトチップスなど「アクリルアミド」が含まれる
その他の食品にも警告が必要だろう。
そもそも、こうした警告表示が必要か否かを、
裁判官に判断する能力があるのだろうか?
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