日本人がメイドとして働く時代
日本がいかに経済成長せず、貧困化しているかということを、
三橋貴明さんが「Front Japan 桜」という番組で
説明しておられた。
(この回は河添恵子さんのお話と合わせては必見です)
https://www.youtube.com/watch?v=Cq0JgaSnUS0
2016年度の主要国のGDPが、
1996年度(20年前)に比べてどのくらい増えているか
という比較で主な国を取り上げると次の通り。
チャイナ 13.0倍
インド 5.7倍
韓国 2.4倍
アメリカ 2.3倍
イギリス 1.9倍
フランス 1.5倍
ドイツ 1.4倍
日本 1.0倍
(出典IMF)
チャイナやインドは元々GDPが低かったから
という理由づけは可能だろうが、
アメリカやイギリスでも約2倍に増えている。
日本は、三橋氏が劣等生と呼ぶ
ドイツやフランスよりもさらに悪くて
なんと1.0倍。
この20年間、まったく経済成長して
こなかったのである。
もし日本が1996年までと同じくらい公共投資を増やしていれば、
現在の日本のGDPは1366兆円に達していたという。
現実には約500兆円だから、普通にやっていれば
日本は約2.6倍の経済成長をしていたわけだ。
何も突飛な数字ではなく、
アメリカの2.3倍を多少上回る程度だ。
にもかかわらず現実の日本は、
公共投資の削減や消費税増税など、
日本の経済成長を阻害する
誤った経済政策を採り続けた。
そして、外国人が気軽に行けるほど物価が安く、
それでも若者は車も買えず、
結婚もためらうほどの貧困国家「日本」が
誕生したのである。
安倍総理は、この誤った経済政策を
今も踏襲している。
このまま行けば、いつしか日本は移民大国ではなく、
先進国でメイドや工場で働く単純労働者を送り出す側の
移民輸出大国になってしまうかも知れない。
そんな笑えない現実が、私たちの子供や孫の世代に
やってこないとも限らないのである。
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