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2018年5月20日 (日)

アメフト騒動の素朴な疑問

『アメリカンフットボールの定期戦で、日大選手の悪質な反則行為
によって関学大の選手が負傷した問題で、
日大の内田正人監督(62)が19日、辞任を表明した。
負傷した選手や保護者に謝罪した後、帰京前に大阪空港で
「一連の問題は全て私の責任」と謝罪。
ただ反則行為を指示したかどうかなど詳細は明らかにしなかった。
帰京後の羽田空港でも取材に応じ、一連の騒動に
「心外というのが正直な気持ち」と不満を口にした。(後略)』
(デイリースポーツ 5/20(日) 5:05配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00000003-dal-spo

僕はアメリカンフットボールをほとんど見ないし、
ルールもよく知らない。

だから、この記事は素人の戯言として
聞き流してもらいたい。

テレビで何度も流れたから、
日大選手がパスをして無防備になった関学のQBに
後ろからタックルしたシーンを
見られた方も多いだろう。

僕も最初はなんて酷いことをするんだ、
と非常に腹が立った。

ところが、その後の日大及び関学大の対応を見ていると
何か釈然としないものを感じるようになった。

まず、あのプレーがそれほど常識外れで悪質なら、
なぜ日大の選手は一発退場にならなかったのか?

関学大は、日大の監督・コーチが反則選手に
注意さえしなかったと文句をつけているが、
それなら、なぜあのプレーがあったとき、
関学大はもっと強く抗議をしなかったのか?

その選手はもう一度、ボールを持たないQBに
タックルするという反則を犯している。

そして、退場の直接の原因になったのは、
倒された日大の選手が関学大の選手につかみかかり、
ヘルメットを殴ったからなのだ。

つまり、退場処分(正確には「資格没収」)になったのは、
乱闘が直接の原因だったのである。

ボールを持たないQBへの2度のタックルは問題にされず、
日大側の監督・コーチも反則選手に特に注意せず、
関学大もプレー中に猛抗議したという形跡もない。

にもかかわらず、試合が終わってから
無防備なQBへのタックルシーンが何度もテレビで流され、
日大の監督が辞任に追い込まれた。

しかも、一連の騒動に対する感想として日大監督は
最後の行にある通り、「心外というのが正直な気持ち」
と語っているのである。

変だと思いませんか?

この謎を解く鍵は、DHCの「虎ノ門ニュース」で
コメンテーターの須田慎一郎氏(日大出身)が解説された
「パスをして2秒後にタックルする程度のことは
アメフトではよくあること」という言葉だ。
https://www.youtube.com/watch?v=6bOR36DhAZg
(1:36:00くらいのところ)

「パスをした後の選手へのタックルが、
アメフトではよくあること」という解説を前提にすれば、
その後に起こったことはすべて辻褄が合う。

監督が選手に指示したということも、
だから当然監督・コーチが注意しなかったことも、
審判が一発退場させなかったことも、
関学大が猛抗議しなかったことも、
すべて納得がいくのだ。

須田慎一郎という経済ジャーナリストが、
自分の出身大学を擁護するために、
そのような解説をしているとは僕には思えない。

そうした乱暴なプレーが普通に行なわれてきたとすれば、
日大監督が、俺たちも散々やられてきたのにという思いを
「心外というのが正直な気持ち」という言葉で表現したのも
よく理解できるのだ。

結局この問題は、強豪チームに返り咲いた
日大の監督を貶めることを目的に、
関学大が起こした「監督の反則指示騒動」ではないか
と僕は想像するのである。


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コメント

初めてコメントさせていただきます。

はっきり申します。須田慎一郎の語っていることはウソです。
過去にプレー終了2秒後のタックルが一切なかったとまでは申しません。また、わずかに遅れた(0.5秒後くらい)レイトヒットならよくあることです(もちろんペナルティは課されますけど)。
しかし「2秒以上後」「対象がQB」「背後から」なんてタックルは、まずあり得ません。

またブログ主は、日本大学はともかく、審判や関西学院大学の対応から逆算して本件反則行為を正当化し、我が国をルール無用のゴロツキ国家に仕立てあげたいようですが、あまりにも異例なことが起こった場合に即座の対応ができないということは日常的にも経験することです(本来は善良な人間が事故を起こしてしまったことに動転し、結果的に「ひき逃げ犯」になってしまった、なんてこともあるかと思います)。

特に関西学院大学についていえば、本件反則行為がボールとはかなり離れた場所で発生している(故に悪質性がより高いのですが)ことにより、かえってその悪質性を確認するためにはビデオなどを視聴する必要があったと思われ、また、アメフトでは次のプレーが始まってしまうとそれ以前のプレーに対する抗議は受け付けないというルールがあります。

審判の対応が間違っていたという批判は正当だとしても、その事によって本件反則行為の悪質性が提言されるものではないということは、最低限の論理的思考力を持つ人間なら誰でも分かることです。

須田慎一郎はアメフトの経験はなく、(ブログ主が言及されているのは「虎ノ門」での発言だと思いますが)正体不明のアメフトに詳しい人間からの伝聞として、彼は当該発言をしています。
これに対し、アメフト界隈では有名な指導者・ジャーナリストはこぞって「1回目の反則は極めて悪質」と述べています(あわせて「2回目・3回目の反則はありがちなこと」と語っている指導者等もいますので、必ずしも日本大学を叩きたいだけの人々に限らないと思われます)。
ましてブログ主はアメフトにお詳しくないとのこと。
どうして須田慎一郎の妄言に信憑性をおかれるのでしょうか?

上記コメント中「提言されるものではない」とあるのは「低減されるものではない」の間違いでした。
失礼しました。

コメントありがとうございます。僕は「本件反則行為を正当化しよう」などと考えたわけではありません。また「我が国をルール無用のゴロツキ国家に仕立てあげたい」わけでもなく、「ルールを厳格化せよ」と言っています。いや、「ルールそのものが不十分」だったのかも知れません。試合中に普通の反則行為としか認識されなかったプレーを、テレビで繰り返し流し、反則選手はアメフトを辞め、監督・コーチは辞任し(ここまでは分かる)、なぜか学長までが謝罪し、大学の統治機構に疑問が呈され、「危機管理学部」の存在までが揶揄される現状には、異様なものを感じます。日大を攻撃したい何者かが、今回の反則プレーを利用しているのではないか、とすら思えてきます。

はっきりさせておきたいのですが、一人のアメフトファンさんのコメントを読まれてもなお、本件は「強豪チームに返り咲いた日大の監督を貶めることを目的に関学大が起こした『監督の反則指示騒動』」だとのご認識なのでしょうか?

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