動物の生きる権利
『フランスで肉屋が襲われる事件が相次ぎ、
あらゆる動物性食品を避ける完全菜食主義者による
犯行との疑いが出ている。
業界団体によると、6月下旬までに50件ほどの被害が確認されており、
肉屋の店主たちがたまらず政府に直訴。
警察による保護を求めている。(後略)』
(朝日新聞デジタル 2018年7月6日20時52分)
https://www.asahi.com/articles/ASL7602RFL75UHBI02M.html
昨日の「犯罪者の人権」と同種の話。
「きれいごと」を突き詰めていくと、
こういう馬鹿げた結論に行き着く。
そもそも欧米人は「鯨を食べる」日本人を
非難してきたのだから、
牛や豚を食べることに疑問を持たない方が
おかしかったのだ。
この「完全菜食主義者」には、
「植物の生きる権利」についても
ぜひ尋ねてみたい。
そして、「植物を殺す」ことの罪深さに思いを致し、
生きとし生けるものを殺さない生き方を
実践してもらいたいものだ。
こういう甘ったれた考え方をする人間は、
自分の思い込みを絶対視する傾向があり、
それを他人に強制する。
他人を巻き込まないで
ほしいですね。
僕は食べられることに感謝しつつ、
植物も、牛も、豚も、魚も、鯨も、
おいしくいただきたいと思います。
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襲撃するなど「完全菜食主義者」という割には、血の気が多いのですね。自分たちの信条を絶対視して優越的な立場に立ったつもりで排外的になるのでしょう。
宗教には、食材に関するタブーがけっこうありますね。鱗のない魚はダメだの、牛はダメだの、ひずめの割れた獣はダメだの。
なぜいけないのか。これらの根拠がひとつもわかりません。おそらくは教祖の不用意な発言とか、当時の政敵が好んで食べていたものとか、神のフィクションを作るうえで、動物が敵として描かれたか味方として描かれたとか、そんな程度のものだと推測しますけど。いずれにしてもナンセンスです。
完全菜食主義者も、どんな合理的な教義があるのか知りませんが、一種のカルト宗教的な色合いを帯びているように感じます。お互いさまの共生や多様性を尊重しない社会のゆがみでしかありませんね。
投稿: ゆ | 2018年7月 9日 (月) 19時42分
コメントありがとうございます。僕は宗教であろうと、主義主張であろうと、他人に強制したり迷惑をかけたりしなければ、どのような食生活を送ってもらってもかまわない。韓国人が韓国国内で犬を食べるのに、文句をつける気もない。子供の頃は、鯨カツや鯨の缶詰をよく食べたが、いまはほとんど食べない。別に不自由は感じないが、それが外国から強制されたものであることに不満はありますね。
投稿: kanata | 2018年7月 9日 (月) 22時29分