パワハラ認定の恐怖
『体操女子のリオデジャネイロ五輪代表、
宮川紗江(18)を巡る暴力&パワハラ問題で、
宮川がパワハラを受けたとしている塚原光男(70)、千恵子(71)夫妻
からの直接謝罪を拒否したことが5日、関係者への取材で分かった。
夫妻が現時点でパワハラ行為を認めていないためで、
宮川の代理人弁護士が4日に塚原夫妻側にも伝えた。(後略)』
(デイリースポーツ 9/5(水) 7:54配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000026-dal-spo
最近は、何かというとセクハラだ、パワハラだと喧しいが、
これを裁いているのがメディアやそこに出ているコメンテーターである
という時点で、非常に胡散臭いものを感じる。
メディアが公正・中立を貫こうという姿勢を
見せてくれればまだしも、メディアの偏向ぶりの酷さには
我々は辟易させられているのだ。
犯罪行為があったのなら、裁判に訴えればいいだけだが、
裁判では双方に十分な発言の機会が与えられ、
たとえば車の轢き逃げのような重大犯罪でも
初犯なら執行猶予が付き、刑に服さない場合が多い。
(これもおかしいけど…)
それが事実認定もあやふやなセクハラ・パワハラ問題で、
メディアのリンチを受け、仕事も名誉も失うという
ケースが増えている。
今回のパワハラ問題で言えば、宮川紗江(18)=善、
塚原光男(70)、千恵子(71)夫妻=悪
という構図ができてしまっている。
僕らの日常的な仕事でもそうだが、良い仕事をするには
人間関係が非常に重要であることは言うまでもない。
その人間関係が破壊されるのに、
誰が、どの程度悪かったのかを判定するのは
極めて難しい。
塚原光男(70)、千恵子(71)夫妻が
暴君のように振る舞っていた可能性もあるし、
宮川紗江を教えていた速見コーチの態度が
極めて悪かった可能性もあるし、
また、その両方かも知れない。
第三者委員会を立ち上げると言うが、
悪意に満ちたマスコミ監視の下で、
まともな調停ができるのだろうか?
競技者と競技団体との紛争の調停には、
日本スポーツ仲裁機構(JSAA)というのがあるらしいが、
こうしたところは機能しないのだろうか?
とにかく選手が被害を最初にマスコミに訴え、
マスコミが公開リンチのように延々と叩き続けるのは
異常だし、見ていて気分が悪い。
また、これはレスリングのパワハラ問題とも
酷似している。
20年前の性的関係を問題にするMee Too運動のように、
被害を申告した者が絶対善とするおかしな洗脳に、
日本人も犯されつつあるのではないだろうか?
「お前の話はもっともだ」と思われた方は、
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スポーツの指導のありかたについては、精神主義とか体罰とかを名目に、強化を邪魔する長い歳月をかけた流れがありました。
もうひとつの流れが、「被害者」は必ず若年競技者であって、この証言を絶対視する傾向も強くなってきたと思います。
まるで、半島国の偽証お婆さんの証言が、絶対化されて無謬化される傾向に似ています。
客観的な検証が許されない、ポリコレに良く似た情緒主義がはびこっています。これは体操の一件だけに留まらず、各方面でおかしな被害者絶対主義で、おかしな事案が出てくる可能性があります。
投稿: ゆ | 2018年9月 6日 (木) 23時06分
コメントありがとうございます。おっしゃる通り日本版被害者ビジネスですね。喜ぶのは誰なんでしょう?
投稿: kanata | 2018年9月 7日 (金) 00時21分
第三者委員会のトップに朝日生命の関係者が
ついたそうですよ。
これで公平公正な判断ができるんでしょうかね・・・。
コーチの暴力もダメだけど、
塚原夫妻の方も色々出てきてますね(文春)
おかしいのはその記事をどの局も
取り上げないこと。
コーチの暴力と塚原側のパワハラを
ごっちゃにして、すり替えようとしてるように見えます。
コーチが悪いのは勿論だけど、
だからといってイコール塚原側が正しい、とは
ならないと思います。
投稿: ジゼル | 2018年9月 7日 (金) 16時07分
コメントありがとうございます。僕にもどちらが正しいかは判断がつきかねます。しかしながら「モリカケ」を持ち出すまでもなく、メディアの情報は信じるに値しません。僕には選手がマスコミに訴え出て、民衆の支持を得、組織が悪者にされ叩かれる、というのが「日大のアメフト」「レスリングの伊調vs栄」そして今回の「宮川・速見vs塚原」と続いているのが気になります。いずれも単純な話ではなく、裏にかなりドロドロとした確執があるように思えます。
投稿: kanata | 2018年9月 8日 (土) 13時32分