貴景勝の見事な口上
「謹んでお受けいたします。
大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、
感謝の気持ちと思いやりを忘れず、
相撲道に精進してまいります」
僕はこれほど見事な力士の口上を
聞いたことがない。
武士道精神を一言で説明するのは難しいが、
その根本にあるのは
武士としての誇りだろう。
本場所の取組に限れば、
それは正々堂々と相撲をとる
ということに尽きる。
立ち合いに細工をし、汚い手を使って勝ち、
みっともない所作で懸賞金を受け取り、
肩をそびやかして土俵を去る。
こんな横綱が、多くの記録を塗り替え、
角界の第一人者と呼ばれる時代だ。
残念ながら稀勢の里は潰されてしまったが、
貴景勝には先頭に立って
相撲界を浄化してもらいたい。
「感謝の気持ちと思いやりを忘れず」も、
平凡だが、土俵から失われてしまった
大切な言葉だと思う。
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