私は財務省のポチなんです
『自民党の岸田文雄政調会長は26日、神戸市で講演し、
10月の消費税増税を予定通り行うべきだとの認識を重ねて示した。
一般消費税導入を掲げて衆院選で大敗した故大平正芳元首相や、
消費税導入後に退陣した故竹下登元首相の例を「トラウマ」
と指摘した上で「全世代型の社会保障に向けて消費税に向き合い、
成功体験を実感しないといけない」と述べた。』
(SANKEI NEWS 2019.5.26 20:19)
https://www.sankei.com/politics/news/190526/plt1905260014-n1.html
景気下降局面で消費税を上げたらどうなるか、
こんなこともわからないなら
政治家なんかやめた方が良い。
岸田文雄は「全世代型の社会保障に向けて消費税に向き合い、
成功体験を実感しないといけない」などと意味不明の大嘘を言うが、
消費税増税分のほとんどは国債の償還に使われてきたのだ。
岸田の発言は、おそらく財務省の意向に
沿ったものと思われる。
我が国の最大の悲劇は、政治家が官僚を
コントロールできないところにある。
というか、コントロールされているところにある。
だから20年以上も間違った経済政策を行ったり、
中学校レベルの大学を乱立させて
奨学金を与えた留学生で学生を確保したり、
正社員を非正規社員に切り替えさせて
若者から豊かな暮らしを奪ったり、
碌でもない事ばかりが繰り返されてきたのだ。
いい加減に国民は怒るべきなのだが、
なぜか日本国民は怒らない。
ジョージ・オーウェルの「一九八四年」に
興味深い一説がある。
「かれらは自分たちがどれほど理不尽なことを要求されているのかを十分に理解せず、また、現実に何が起こっているのかに気づくほど社会の出来事に強い関心を持ってもいないからだ。理解力を欠いていることによって、かれらは正気でいられる。かれらはただひたすらすべてを鵜呑みにするが、鵜呑みにされたものはかれらに害を及ぼさない。なぜなら鵜呑みにされたものは体内に有害なものを何も残さないからで、それは小麦の一粒が消化されないまま小鳥の身体を素通りするのと同じなのだ。」
(ハヤカワepi文庫53、一九八四年[新訳版]、高橋和久訳、P241、5~11行目)
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