断罪されるべきは会長では?
『開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展
「表現の不自由展・その後」が中止になった問題を巡り、
芸術祭実行委員会会長を務める大村秀章・愛知県知事は25日、
出展の最高責任者である芸術監督で
ジャーナリストの津田大介氏を厳重注意処分した。
この日、県の検証委員会は中間報告をまとめ、
津田氏の判断や行動などについて「背信とのそしりを免れない行為」
「ジャーナリストとしての個人的野心を芸術監督としての責務より
優先させた可能性」などの項目別に批判。
「あいちトリエンナーレの期待水準に達しない、『芸術の名を借りた
政治プロパガンダ』と批判される展示を認めてしまった」
などと厳しい言葉で断罪した。』
(毎日新聞2019年9月25日 19時26分)
https://mainichi.jp/articles/20190925/k00/00m/040/219000c
「ジャーナリストとしての個人的野心を芸術監督
としての責務より優先させた可能性」
「芸術の名を借りた政治プロパガンダ」などというのは、
検証委員会を設けなくても、
「表現の不自由展・その後」をひと目見れば
わかることだ。
それほど判断力が鈍いのならば、
最初から真の最高責任者たる芸術祭実行委員会会長を
引き受けるべきではなかっただろう。
そもそも公権力を持つものが、
芸術作品に対して、これは良い、これは悪いというのは、
憲法21条違反の検閲に当たるのではなかったか?
その禁を破って芸術監督を厳重注意処分にしたのだから、
大村秀章・愛知県知事は憲法違反を犯したということで
裁かれなければならないだろう。
この男を見ていると、
人間の最も醜い部分が曝け出されるようで、
つくづくいやになる。
« 算数できぬ小泉環境相 | トップページ | 大村知事の支離滅裂 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 新型コロナの5類移行は5月8日(2023.01.26)
- 北村晴男弁護士の正論(2023.01.25)
- 5類へ下げる48.7%、今のまま46.5%(2023.01.24)
- 電気代、まだ上がるの?(2023.01.23)
- GDP 世界4位へ転落の恐れ(2023.01.22)
コメント