なぜ状況把握は遅れたか?
今回の台風15号による停電被害の拡大は、
状況把握が甘かったことに尽きる。
東電の発表は、
千葉を除く地域は9日中に復旧し、
千葉県については具体的な復旧の見通しは
立っていないと発表していたのだが、
記者からの質問の中で、
10日には復旧すると受け取られかねない
返答をしていた。
もし当初から、とても数日では復旧できない
ひどい被災状況であることが伝えられていれば、
県や国の対応も違っていただろう。
もちろん首都圏にこれほどの猛烈な台風が
直撃することは経験のない事なので、
仕方がない面もある。
しかしながら成田空港の被災状況とか、
都内の鉄道の運行状況が詳細に伝えられる中で、
当初、千葉県南部の状況を伝えるニュースは
少なかった。
ツイッターで散見された、
千葉県の悲惨な状況を伝える叫びともいえる声を、
なぜ県や国が拾い上げられなかったのか?
電力会社の方々が懸命の復旧作業をし、
なおかつ数十万人の被災者の方が
電気も、水も、携帯電話さえ
使えないのを見ていると、
そもそも状況把握は第一義的に
誰がすべきだったのかを
考えてしまう。
« 台風による大停電を教訓に | トップページ | 海洋放出しかない »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 中国から入国の全員検査停止へ(2023.02.08)
- 85歳女性への強盗殺人で小指切断(2023.02.07)
- 不人気の現職知事が圧勝する不幸(2023.02.06)
- 「尹政権でないとできない」の誤り(2023.02.05)
- 国連人権理事会の意味不明(2023.02.04)
コメント