日当1万円で240日間の合宿
『「日本代表は100ドル(約1万円)の日当でやっている」
ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・
ヘッドコーチ(HC)の発言が注目を集めている。
10月11日、スコットランド戦を前にした記者会見で、
ジョセフHCはこう述べた。
「(3連勝は)まぐれでもなく、ハードワークの成果だ。
今年だけでも240日間の合宿をしてきた。
ほとんどの選手が所属企業ではプロでやっているが、
代表では日当100ドル(約1万円)でやっているので
アマチュアと言える。
他のチームと比較して、どのくらい報酬を得ているか
調べてほしい」(後略)』
(PRESIDENT Online 2019/10/19 22:30)
https://president.jp/articles/-/30390
この記事によると、強豪のイングランド代表は
1試合当たり2万5000ポンド(約350万円)の
報酬が支払われるという。
感動的なゲームを見た後で、
お金の話は野暮だと言われるかもしれないが、
試合会場はどこも満員で、テレビの放映権料など
それなりの収入があるように思えるのだが
なぜ選手たちの報酬はここまで少ないのだろう。
インタビューを受ける選手が一様に
「犠牲」という言葉を使っていたが、
もちろんそれは、年間240日に及ぶ合宿で、
家族との生活などプライベートな時間を
ラグビーに注ぎ込んできたことを意味するのだろうが、
好きなことを仕事にしているプロ選手が
「犠牲」という言葉を使っていたことには
違和感もあった。
一つ間違えば大けがをする激しいスポーツで、
ワールドカップの自国開催というプレッシャーの中、
生活を犠牲にし、厳しい練習を積んで徹底的に鍛え上げ、
ついに世界8強の座を掴み取った。
そんな彼らに与えられる報酬は、
日本代表としての誇りだけ
ということなのだろうか。
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