おかしいのは公選法
『就任から1カ月余りで河井克行法相が31日、辞任した。
今夏の参院選で初当選した妻の案里氏=広島選挙区=
陣営の公選法違反疑惑に加え、
自身にも贈答品を配っていた疑いが浮上したためだ。
菅原一秀前経済産業相に続き「政治とカネ」の問題で
閣僚が相次いで辞任する異例の事態。
専門家は「政治家も陣営も、公選法に対する意識が緩くなっている。
無知では済まされない」と指摘する。(後略)』
(THE SANKEI NEWS 2019.10.31 18:16)
これは産経新聞の記事だけれど
何かピンと来ない。
「ウグイス嬢に日当3万円」を
払った程度のことが「政治と金の問題」で、
「公選法に対する意識が緩く」、
「無知では済まされない」と指弾されている。
今日のネット番組「虎の門ニュース」で、
評論家の須田慎一郎氏も語っておられたが、
1万5千円ではウグイス嬢は
とても集まらないという。
記事によると、
選挙運動は原則的にボランティアで、
公選法ではウグイス嬢などの単純労働者に対し、
上限1万5千円の報酬支払いが
認められているという。
しかしながら、実際には1万5千円では
ウグイス嬢は集まらないから、
ボランティアが確保できない候補者の大多数が
現実には何らかの方法で
1万5千円を超える報酬を支払っている。
こんな誰にも守れない報酬限度額を
超えると違法となってしまうのだから
「公選法がおかしい」
と考えるのが自然だろう。
なぜ、そうした声が湧き上がって
こないのか?
閣僚がウグイス辞任
↓
首相「任命責任」を陳謝
↓
野党が国会審議を拒否
こんなことを
やっている場合だろうか?
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