アーモンドアイはなぜ負けたか?
『12月22日の中山11Rで行われた第64回有馬記念
(3歳以上オープン、GI、芝2500メートル、定量、16頭立て、
1着賞金=3億円)は、ダミアン・レーン騎手騎乗の2番人気
リスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)が
“最強女王”アーモンドアイらを撃破。
レース史上最多11頭のGI馬が参戦した超豪華頂上決戦を制した。
勝ちタイムは2分30秒5(良)。
2着はサートゥルナーリア(3番人気)、
3着にはワールドプレミア(4番人気)が入った。(後略)』
(SANSPO.COM 12/22(日) 15:30配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-00000547-sanspo-horse
リスグラシューの鮮やかな末脚と、
アーモンドアイの不可解な失速が
際立った有馬記念だった。
ルメール騎手は、アーモンドアイの惨敗の原因を
「最初のスタンド前でスイッチが入ってしまった」
という風に語っているが、
レース映像を見る限り、スタンド前でそれほど
引っかかっていたようには見えない。
直線の入り口までは絶好の手応えだったが、
直線に入って先頭に立つと、
あっという間に後続に飲み込まれ、
レースを止めてしまったようだった。
アーモンドアイは今回9着に敗れるまで、
10戦して8勝、2着1回、3着1回と
抜群の成績を残していた。
負けた2戦も、デビュー戦の2着と、
スタートと直線の2度の不利がありながら
タイム差なしの3着に追い込んだ
前々走の安田記念(G1)である。
距離やコースを敗因に挙げる人もいるが
距離はオークス(東京2400m)、ジャパンカップ(東京2400m)
で勝っているし、京都・阪神・ドバイと様々なコースで
勝ってきたので理由にはならない。
考えられる理由は一つしかない。
それは12月8日の香港カップ(GⅠ・芝2000m)の出走を、
微熱と体調不良により回避したことだ。
考えてみれば、まだそれから2週間しか
経っていなかったのである。
デリケートな牝馬が、
熱発明けの調整が不十分な状態で
勝てるほどG1は甘くない。
それでは、なぜそんな状態で
出走させたのだろう?
2年連続の年度代表馬を
獲得するため?
ディープインパクト、キングカメハメハ亡き後の
リーディングサイアーの地位を、
父ロードカナロアに与えるため?
アーモンドアイ陣営が
突然「有馬記念」参戦を表明した裏を
よく考えるべきだった。
もちろん僕も、
馬連、3連複、3連単のすべての馬券を
単勝1.5倍の1番人気アーモンドアイから
買ってしまいました。
馬券は2番人気、3番人気、4番人気と
極めて順当に収まりながら、
馬連2,990円、三連複10,750円、3連単57,860円
とおいしい馬券だったんですけどね。
« 反日不買運動に見直し不要 | トップページ | 教え子7人に猥褻、懲役14年 »
「スポーツ」カテゴリの記事
- この監督は分かっていない(2021.09.26)
- 沸き起こる遠藤コール (2020.01.13)
- 森保監督に早くも解任の声(2020.01.12)
- アーモンドアイはなぜ負けたか?(2019.12.22)
- 汚い相撲でまた優勝(2019.11.23)
コメント