ほんにお前は空気のような
『育児休暇の取得を検討している小泉環境大臣は、
第一子の誕生後、3か月の間に合わせて2週間分、
育児時間を確保する意向を固めました。
小泉環境大臣は、妻でフリーアナウンサーの滝川クリステルさんが
近く第一子を出産する予定で、
育児休暇を取得するかどうか検討してきました。
その結果、男性の育休取得を進めるためには制度だけでなく
空気を変える必要があるとして、国会や危機管理への対応など、
大臣としての公務に支障が出ないことを条件に、
育児休暇を取得する意向を固めました。
具体的には、第一子の誕生後3か月の間に、休暇や短時間勤務、
それにテレワークを組み合わせて、合計2週間分、
育児時間を確保するということです。(後略)』
(NHK NEWS WEB 2020年1月15日 10時31分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200115/k10012245711000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
国会議員は、非常勤特別職の国家公務員であり、
就業時間も休日も決まっていない。
つまり、日々の活動については本人の裁量に任されており、
そうした人間が育休を取るというのは
何を意味しているのだろう?
本人は「男性の育休取得を進めるためには制度だけでなく
空気を変える必要がある」というお考えのようだが、
それであれば担当大臣を務める環境省の職員に育休を取らせるとか、
自分の秘書や事務所の職員に育休を取らせるとか、
やり方があると思う。
自分はものすごく影響力があるので、
自分が育休を取れば社会の空気が一変するとでも
思っているのかもしれないが、
ちょっとイタい大臣と思われている小泉氏が
2週間の育休をとっても何も変わらない。
一般社会では部下にとことん働かせて休みを与えず
自分だけが長期休暇を取る上司は軽蔑される。
「まあ、あの人は、いないほうが仕事は進むよね」
と言われる場合もあるから、
上司の休暇は歓迎されることもあるけれど…。
昔、「週刊文春」が鳩山総理のことを
「ほんにお前は屁のような<ここまでアホとは思わなかった>」
という風に表現したことがあったが、
小泉環境大臣もその境地に近づいてきたようだ。
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