沸き起こる遠藤コール
『前頭筆頭遠藤(29=追手風)が2日連続の金星を飾った。
2場所連続となる44度目の優勝を目指す横綱白鵬(34=宮城野)
を切り返しで破った。
前日12日の初日に横綱鶴竜(34=陸奥)を破ったのに続く
金星で2連勝。白鵬は1勝1敗。(後略)』
(日刊スポーツ 2020年1月13日17時47分)
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202001130000535.html
これまで何度も「かち上げ」という名の肘打ちで、
流血し、土俵に這わされてきた遠藤が、
ついに白鵬の背中を土俵に叩きつける豪快な、
そして白鵬からすれば屈辱的な決め手で
勝利をつかんだ。
立ち合いはいつものように白鵬が張り差しで立ったが、
遠藤は素早く潜り込んで得意の左差し。
白鵬は強引な右からの上手投げを繰り出すが、
遠藤は力強い外掛けで何度も残し、
最後は強烈な切り返しで、
白鵬はもんどり打って土俵に落ちた。
白鵬の張り手や肘打ちは、
相手が立ち合い突進するのに
恐怖心を抱かせる効果を持つが、
遠藤は勇敢にも真っ向から突っ込み、
横綱を土俵上にひっくり返した。
勝ち名乗りを受け、
結びの力士が土俵に上がるころ、
どこからともなく「遠藤コール」が沸き起こり、
その声はしばらく止まなかった。
これは相撲ファンが、
白鵬の取り口にいかに大きな批判の目を
向けてきたかの証明でもある。
相撲協会は、この相撲ファンの声に
真摯に耳を傾けるべきだろう。
いやいや、それにしても久しぶりに
胸のすく一番だった。
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