危機管理能力ゼロの日本政府
『加藤勝信厚生労働相は29日の参院予算委員会で、
新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、国内で人から人に感染した
とみられる初事例が生じたことについて、危機感を示した。
「これまでとは事象が違うとの認識を持って対応しなければならない。
新たなステージに来た」と述べた。
加藤氏は、中国湖北省武漢市からの帰国者に関し「症状がなくても
全員健康管理をしっかりフォローしたい」と国会内で記者団に語った。
予算委で安倍晋三首相は「政府の最大の使命は国民の生命を守ることだ。
しっかりと拡大防止に向けて全力を尽くす」と表明した。』
(KYODO 2020/1/29 13:23 )
https://this.kiji.is/595107199311856737?c=39546741839462401
チャイナでの新型肺炎のニュースを見ながら、
武漢はもちろん、チャイナからの旅行者をシャットアウトしなくて
大丈夫なのだろうかと心配した日本国民は
多かったと思う。
しかしながら政府は何の手も打たず、
春節の時期もあって日本はチャイナからの旅行者であふれ、
予想通り武漢の旅行者から感染したと思われる
新型肺炎の患者が出始めた。
現行法ではできないことが多いとの声も耳にするが、
SARSが大流行してからだって十年以上経っているし、
エボラ出血熱などの危険な感染症が
いつ日本に入ってくるかわからないのだ。
法律に問題があるなど言い訳にならないし、
立法府は何をしていたのかということだ。
厚労大臣は「人から人に感染した初事例で
新たなステージに来た」ととぼけたことを言っているが、
この人は「ヒトヒト感染」が起こらないと
思っていたのだろうか?
安倍総理は「政府の最大の使命は国民の生命を守ることだ。
しっかりと拡大防止に向けて全力を尽くす」と言うが、
そんなセリフは流行地域からの入国を禁じ、
感染が疑われる人は厳重に隔離するなど
十分な対策を打った上で述べてもらいたい。
口で言うだけなら、何でも言える。
「博多港に4600人の中国人観光客を乗せた
豪華客船が到着!」などというニュースを見ると、
頭がクラクラしてくる。
https://snjpn.net/archives/178003
日本は感染症対策だけでなく、
軍事面での安全保障、エネルギー安全保障、食料安全保障、
外国人による土地取得、先端技術の漏洩、
インフラの老朽化、自然災害など
あらゆる面で危機管理ができていないように思える。
新型肺炎も本当の危機は
これからなのだ。
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