消費税率ゼロにする発想ない
『麻生太郎財務相は18日、参院財政金融委員会で、
消費税率を直ちにゼロ%にする発想はないと答弁した。
西田昌司(自民)委員の質問。
西田氏はコロナショックに対応するためには、
国内総生産の10%に相当する50兆-60兆円の経済対策と
消費税率のゼロ%への引き下げを求めた。
麻生氏は、一度消費税率を引き下げた場合、
再引き上げを繰り延べれば日本の財政が
もたなくなると反論した。(後略)』
(ロイター 3/18(水) 14:27配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00000104-reut-bus_all
麻生氏は分かって言っているのだと思うが、
消費税を上げて経済が失速すれば
結局のところ税収は落ち込むのである。
この30年で世界の多くの国は
GDPが2倍以上に増えているが、
日本だけがほぼ1倍で増えていない。
もしGDPが2倍に増えていれば、
税収もそれに比例して
2倍程度になっていたはずだ。
麻生氏は「一度消費税率を引き下げた場合、
再引き上げを繰り延べれば日本の財政がもたなくなる」
と言うが、それは全く逆で、
消費税を引き下げ、経済が復活を遂げると
日本は財政的にも豊かになるのである。
もし、日本のGDPが他国並みに
2倍に増えていれば、
そもそも財政問題などなかったのだし、
消費税増税により経済を冷やし続けたことで
財政問題があるように見えるだけなのだ。
いま大幅な消費税減税をせず、
大規模な財政出動をしなければ、
日本経済は新型コロナ不況によって
壊滅的な打撃を受けるだろう。
その時こそ日本の財政は
もたなくなる。
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