コロナ夜の街対策の今更感
『政府は26日、新型コロナウイルスの感染が拡大している東京都
などの接待を伴う「夜の街」関連の飲食店を対象に、
食品衛生法に基づく保健所職員による調査を行う方針を固めた。
法令順守と同時に感染防止指針の徹底を呼びかける。
風営法に基づく警察官などの立ち入りに同行させることも想定している。
現行法を総動員し、夜の街で発生しているクラスター(感染者集団)
をつぶす構えだ。(後略)』
(産経ニュース 2020.7.26 20:38)
https://www.sankei.com/politics/news/200726/plt2007260009-n1.html
新型コロナの第一波を抑え込んだ段階で、
なぜこの程度の「夜の街対策」を整備しておかなかったのか
ということが本当に悔やまれる。
「夜の街」が感染源ということは、
第一波が広がる段階で分かっていたのに、
「気をつけろ」というだけで
実質的な対策は何も採られてこなかった。
新宿のホストクラブから、
風俗嬢やキャバ嬢を通じて客の男性に、
そして家族や知人に、
新宿から東京近郊、そして全国へ
アッという間に広がってしまった。
今日の国内の感染者は836人、東京は239人、
東京の夜の街関連は16人と、
もはや夜の街対策を強化するだけでは
どうにもならないところまで来ている。
もちろん夜の街対策は、やらないよりやったほうがマシだが、
大きく広がってしまってからの今更感は否めない。
結局は、リモートワークや3密対策など
多くの国民に不便を強いることでしか、
流行を抑える手立てはない。
現状は、GO TOトラベルキャンペーンを実施しながら
コロナ対策の徹底を呼び掛ける支離滅裂ぶりだ。
今となっては、第一波の収束に自粛は必要なかったという
一部専門家の見解を信じるしかない。
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