省力化を無にするレジ袋有料化
僕が利用しているスーパーでは、
業務合理化のために半年くらい前から
セミセルフレジになっている。
つまり、商品のバーコードを
レジ担当者が「ピッピッピッ」と読み込み、
支払いはセルフレジで顧客が行うというもの。
顧客とレジ担当者のやり取りが省力化され、
レジのスピード化、合理化が少しは進んだが、
7月から、これにレジ袋有料化が加わった。
「レジ袋は有料ですけど、どうされます?」
「え?ああ、いただきます」
「小が2円で、大が5円になります。
(2種類の袋を顧客に見せながら)」
「では大の方で…」
「何枚必要ですか?」
「2枚お願いします」
この面倒なやり取りを、
顧客一人ずつとやるのである。
「レジ袋必要」というカードが用意されているが、
ほとんどの顧客は気がつかない。
いまのところクレーマーは見かけないが、
せっかくセミセルフレジで顧客とのやり取りを
省力化したのに、これでは台無しだ。
このレジ袋有料化は、
国会議員が議論して決めた法律ではなく
経済産業省の省令で決められたものだ。
官僚A:海洋プラゴミ問題、どうする?
官僚B:ピッコーン!レジ袋有料化でいんじゃね?
官僚A:いいね~、それ。
こんな世間の常識など全く分かっていない
バカ官僚の思い付きで、
上記のような面倒をレジ担当者が
負わされているわけだ。
せめてレジ袋有料化の要請にすべきで、
省令で義務化はやりすぎである。
あえて言うが、
レジ袋有料化で減らすことができる
海洋プラゴミの量は
限りなくゼロに近い。
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