世論調査という名の政治活動
『社会調査研究センターと毎日新聞が7月18日に実施した
全国世論調査では、携帯ショートメール調査の回答者735人を対象に
「安倍晋三首相にいつまで首相を続けてもらいたいですか」
と尋ね、自由に意見を書いてもらった。
何らかの意見を書き込んだのは556人。
その45%(全体の34%)に当たる252人が明確に辞任を求めた。
即時辞任を求める意見が目立ったほか、
早期、今秋、年内の辞任を求めた人もこの中に含めた。』
(毎日新聞 7/24(金) 15:54配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/599445465ed87229e42d2d61d6179a1ced960b12
携帯ショートメールを使った世論調査というのが、
まず気にかかりますね。
書き込み式の調査にしては、
735人中556人、75.6%の回答率というのは
かなり高いのではないか?
僕なら毎日新聞とか社会調査研究センターなどという
怪しげなところからの調査には決して回答しない。
「安倍晋三首相にいつまで首相を続けてもらいたいですか」
という極めて具体的な質問に対して45%が辞任を求めたというが、
一方で55%は続投その他の回答となっているわけなので、
自民党総裁任期が迫っている総理に対する質問からすると、
55%が辞任を求めていないことの方が重要ではと思われる。
ところが、「252人が明確に辞任を求めた。
即時辞任を求める意見が目立ったほか、
早期、今秋、年内の辞任を求めた人もこの中に含めた。」
と辞任を求めた意見ばかりを強調しているのは
非常に違和感が強い。
要するに「安倍やめろー!」を言いたいがための
角度をつけた調査結果報道に過ぎず、
これはもはや世論調査というよりも、
世論調査の名を借りた政治活動といっても
過言ではないのではと思われる。
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世論調査っつうのは半分は自民党の要職に在る人らの情報収集ニーズに応える目的だが、ブログ主が指摘する通り、残り半分は自民党政権を維持させる広宣効果を企てたものですわなっ(笑) https://eukolos.fc2.net
投稿: 北村幽谷 | 2020年7月25日 (土) 19時09分