間違いが間違いを呼ぶ緊急事態
『(前略)政府関係者は、「宣言の効果は出てきている」と評価する一方、「感染者が減るスピードが遅い」とも指摘していて、政府は、宣言の延長を視野に入れた検討に着手している。 閣僚の1人は、特に東京都の感染者について、「増加は抑えられているが、減少には至っていない」と指摘し、政府内では、2月7日までに、宣言解除の目安になる「ステージ3」に戻すのは「至難の業だ」という声が多く上がっている。 政府高官は、「宣言を延長するかどうかは、来週の数字を見て判断する」と話している。(後略)』
(FNNプライムオンライン1/22(金) 11:57配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/100c7424e7226a5e5f067353a28c9f48bec53d9e
「緊急事態宣言」というのは「切り札」である。
だから、本当にみんなが緊急事態であることを
共有できる状態になるまで、
宣言を発出するべきではなかった。
新型コロナ感染者数が下降に転じたのは、
緊急事態宣言が出された翌日からだ。
宣言の出された翌日に効果が現れるわけがないので、
自然にピークを打ち、下降に転じたのである。
緊急事態宣言が出されても、
国民に危機意識が共有されていないので、
街の人手に大きな変化はなく、
感染者数の急減は期待しにくい。
このまま発出1か月後の2月7日を迎えれば、
緊急事態宣言の終了か、延長かで
政府は悩むことになるだろう。
延長すれば経済にさらに大きなダメージを与えるし、
終了すれば感染者数が高止まりする可能性がある。
いずれにしても、現在の状況は、欧米と比べれば
緊急事態には程遠く、宣言は終了するしかないと思うが、
政府にその決断はできるだろうか。
碌な経済対策も打たずに、
このまま緊急事態宣言をダラダラと続ければ、
経済困窮者をさらに増やすことになる。
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