新たな変異種初確認という脅し
『厚生労働省は10日、ブラジルから到着し、空港検疫で新型コロナウイルス感染が判明した男女4人から、英国や南アフリカの型とは異なる新たな変異種が検出されたと発表した。英国や南アとは共通の変異部分もあるが、感染力や重症度、ワクチンへの影響は不明という。国立感染症研究所は世界保健機関(WHO)に通報し、詳しく調べている。 厚労省によると、4人はブラジルから2日に羽田空港へ到着した40代男性、30代女性、10代の男女。40代男性は到着時は無症状だったが、呼吸状態が悪化して入院した。30代女性は頭痛などを訴え、10代男性は発熱の症状がある。10代女性は無症状という。 この変異種は、ウイルスの表面にあり、人間の細胞に結び付くとげ状の「スパイクたんぱく質」の構造について、感染力が強い英国型と共通の変異がある。ただ、遺伝子配列の情報も限られており、感染力が従来種と比べ高いかなどは不明。』
(JIJI.COM 1/10(日) 17:11配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/eefc7f7f3686e023ad28bb0c4415c738ecccc592
厚労省の言うことなど全く信じるに値しないが、
このニュースも「なんだかな~」という感じ。
基本的にコロナウイルスは変異を繰り返しており、
「新たな変異種を初確認」という意味が分からない。
「英国や南アと共通の変異部分もある」
とさりげなく脅しのフレーズを挿入しながら、
「感染力が従来種と比べ高いかは不明」
と事実を告白している。
「感染力が極めて高い変異種が見つかった」
ということであればニュースの価値があるが、
何も分かっていないのに「新たな変異種を初確認」
ということに何の意味があるだろう。
いま政府や専門家の分科会が主張していることは、
エビデンスを示さない印象論ばかり。
「飲食店犯人説」にしても、
「飲食店で感染が広がっているような気がする」
ということに過ぎず、
データなどは全く示されていない。
「8時に閉店を要請」というのも、
「8時までの感染はほとんど見られない」
というデータがあって初めて意味を持つ。
上記の記事にしても、
外国からの入国をシャットアウトするか、
徹底した検査等で国内への変異種の侵入を
防げば何の問題もない話だ。
日本国民の行動を抑え込みながら、
海外からの入国管理をいい加減にしていることが
そもそもの問題なのである。
« 言論の自由という幻想 | トップページ | 全入国者に陰性証明要請 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 新型コロナの5類移行は5月8日(2023.01.26)
- 北村晴男弁護士の正論(2023.01.25)
- 5類へ下げる48.7%、今のまま46.5%(2023.01.24)
- 電気代、まだ上がるの?(2023.01.23)
- GDP 世界4位へ転落の恐れ(2023.01.22)
コメント