石炭火力廃止の代替電力は?
『イギリスで開催されている気候変動に関する国際会議「COP26」に合わせ、日本の若者らが政府に石炭火力の早期廃止などを訴えました。東京・新宿駅前には「気候危機」や「脱石炭」と書かれたプラカードを持つ人など50人ほどが集まり、気候変動の影響が強まる途上国への連帯を呼び掛けるスピーチなどが行われました。開催中のCOP26に合わせて世界同日に開催された石炭火力の早期廃止を求める訴えの一環だということです。宮川亮さん:「これ以上の豊かさはいらないと思います。なので、この気候変動(の問題)は僕たちの世代で最後にしたい。僕たちの子どもの世代にはこの問題を引き継いでほしくないので、今若者が行動をすべきだと思う(後略)」
(テレ朝NEWS 11/7(日) 0:03配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c5ae33ba128f7a6e57fc8023a6d654788efd212
2019年度のわが国の総発電量に占める
石炭火力の割合は31.9%に上る。
https://earthene.com/media/156
石炭火力を今すぐやめろと主張する人々は、
石炭火力の発電分を何によって代替しようと
いうのだろう?
LNGや石油等の火力発電で代替しようとしても、
CO2排出量はわずかしか削減できないし、
新たな火力発電所を建設するには
数年の期間を要する。
原子力発電はわずか6.2%にまで減少しており、
再稼働も反対が多く、新規建設も難しいため、
とても石炭火力を補えない。
太陽光などの再生可能エネルギーは、
夜間や雨天・曇天時に火力発電による
バックアップが必要で、
エネルギー環境が不安定になるとともに、
バックアップ分も含めると
コスト高になる。
エネルギーの安定供給と低コスト化は、
国内産業にとっても、日々の快適な暮らしにも
欠くことができない。
「これ以上の豊かさはいらないと思います。」
と若者はノー天気に喋ってくれるが、
それならせめて1年間、エアコンを使わずに
生活してみればいい。
原発は再稼働させない、
LNGや石油は価格が不安定、
再エネは電力供給が不安定、
それでも電力会社は必死でやりくりして、
停電を防いでいるのである。
電力を安定供給するためには
多様な発電方法を保持することが不可欠で、
現在3割以上を占める石炭火力を
廃止せよというのは乱暴な意見だ。
水素発電、地熱発電といった安定した再エネや
原発を再稼働、リプレースすることで、
少しずつ石炭火力を減少させていくというのが
現実的なやり方ではないか。
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