ベトナム人実習生の日本離れ
『農業分野を含む技能実習生で最も多いベトナム人労働者の日本離れの兆候が強くなってきた。新型コロナウイルス禍に伴う厳しい水際措置や雇用停滞に加え、賃金や待遇が日本より好条件な国が増え、ベトナム人の選択肢が拡大。円安に伴う賃金目減りも要因となっており、関係者は、実習生の確保へ待遇改善を課題に挙げる。(中略)
一方、ベトナムとオーストラリアは今春、農業労働者の派遣・受け入れで協定を結び、9月から募集を始める。まずは年間1000人と限定。賃金水準は高く、ベトナム系メディアによると、1年のうち9カ月働き、3カ月は自由行動で月給は3200~4000豪ドル(30万4000~38万円)。ベトナムの平均月収の10倍近い。(後略)』
(日本農業新聞 9/4(日) 9:40配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9068c686cb769aabc212b18895d0571e983f14c
30年間も経済成長しない国で
貧しい国からの労働者を安く使おうというのは
もう無理なのかもしれない。
オーストラリアでは1年のうち9カ月働き、
3カ月は自由行動で
月給は30万4千円~38万円だという。
もちろん物価は高いけれど、
これだけ高給であれば、
家畜や果物を盗む必要もないだろう。
以前、オーストラリア在住の
日本人ユーチューバーが、
外国人の文化や風俗を紹介する中で、
30歳くらいのオーストラリア人女性に
結婚したら男性にどれくらいの収入を
望むかと聞かれ、
自分も働くつもりだから、
二人で年間2000万円くらい
と答えていた。
日本人ユーチューバーが、
日本では30歳なら年収500万円が
いいところだと話すと、
30代のオーストラリア女性は
信じられないという顔をした。
日本はGDPでは
米中に次いで第3位なので、
まだまだ豊かだと思っている人も
多いと思われるが、
30年間の経済停滞の中で、
欧米はもちろん
アジアでも必ずしも豊かではない
国に堕ちたのである。
今では一人当たりのGDPでは
台湾や韓国にも抜かれてしまったし、
給与水準も相当低いレベルに
なってしまっている。
日本人がやらなくなった仕事を、
貧しい国からの労働者で賄おう
などというのも
甘い考えなのかもしれない。
今後は貧しい日本から
豊かな海外へ出稼ぎに行くような
国にならないように、
経済成長に努めるしかない。
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