専門家は根拠を明確にすべき
『政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は9日、東京都内で産経新聞のインタビューに応じた。新型コロナの感染症法上の位置づけを5月8日に現在の2類相当から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げることについて「もうそろそろ社会経済活動を再開していく時期に来ている」と言及した。焦点のマスク着用に関しては、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人が乗り合わせる電車などでは「当分、マスクを続けた方がいい」と指摘した。(後略)』
(THE SANKEI NEWS 2023/2/9 19:52)
https://www.sankei.com/article/20230209-7XN3VK4YQVIFLFRUZ7JIF4TRN4/
専門家なら「○○すべき。」
「その理由は○○。」と根拠を示し
あるべき方向を明確に
主張しなければならない。
「当分、マスクを続けた方がいい」
というような、ふわっとしたことを
根拠も示さずに言うと
世間を混乱させる。
特に政府が「マスクは個人の判断で」
と大きく方針転換する中で、
政府の決定に影響力のある
感染症対策分科会の会長という立場で
政府方針に反する発言をするなら
なおのことである。
「電車内がマスク着用」となれば、
「職場は?」「学校は?」「図書館は?」
「飲食店は?」「スポーツジムは?」
と屋内すべてが
「マスクを着用した方がいい」
ということになりかねない。
インフルエンザの流行時でも
「マスクをした方がいい」のかもしれないが、
大多数の人はマスクなんかしない。
それは個人の判断に
委ねられてきたのだ。
新型コロナは、2類相当(1類扱い)
というエボラ出血熱やペスト並みの
深刻な感染症に位置付けられてきたから
みんな仕方なく義務的にマスクを
着用してきたのである。
5類になったら、すべては個人の判断に
委ねられなければならない。
それなのに、専門家が曖昧な表現で
余計なことを言うと
すべてはぶち壊しになってしまう。
« 中国から入国の全員検査停止へ | トップページ | レイプ犯が女性に性別変更 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 加の日本料理店多くが中・韓オーナー(2023.05.29)
- 保険診療は国民に限定すべき(2023.05.28)
- 反移民はヘイトスピーチ?(2023.05.27)
- 太陽光パネルで森林破壊して環境税? (2023.05.26)
- 親がバカなら子もバカで(2023.05.25)
コメント