不人気の現職知事が圧勝する不幸
『愛知県知事選は現職の大村秀章氏(62)が圧倒的な大差で4選を決めた。だが、投票率は今回も40%に届かず、多くの有権者が棄権した。現職に対し、5人もの新人が異を唱えて立候補するのは初のケースでもあった。大村氏は信任を得たと慢心することなく、声なき声に耳を傾けることが必要だ。選挙戦は3期12年の大村県政の評価が最大の争点となった。しかし、候補の多くは、芸術祭「あいちトリエンナーレ」を巡る大村氏の対応への批判や新型コロナウイルスワクチンの是非などを強調したため、大村氏の政策全般の是非にまで議論は広がらなかった。』
『そんな大村氏を支援する自民県議が選挙期間中に漏らした一言が印象的だった。「これまで支援してくれた人に投票をお願いしても反応は冷たかった。かつてない風当たりの強さを感じた」。取材でも有権者から「ワンマン体制」ゆえのおごりを懸念する声を聞いた。』
(毎日新聞 2/5(日) 21:59配信〈一部抜粋〉)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0f5280066f4174ec75ca6c583ce87c7b9881c6e
「これまで支援してくれた人に投票を
お願いしても反応は冷たかった。
かつてない風当たりの強さを感じた」
という自民県議の言葉が大村秀章に対する
県民の感情を物語っている。
おそらく大村秀章を積極的に応援した県民は
ほとんどいなかったのではないか。
芸術祭「あいちトリエンナーレ」を巡る
大村の対応への批判は愛知県内にとどまらず
全国的なものだった。
そんな大村が圧勝したのは、
対抗馬の貧困以外にない。
自民党はなぜ大村に代わる候補を
立てようとしなかったのか。
自民党のやる気のなさが
政治に対する国民の期待を
奪い去っている。
30%台の投票率と不人気な現職の圧勝、
こんなことが続けば
誰も選挙に行かなくなる。
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