神戸5人殺傷事件無罪確定
『2017年に神戸市北区で5人が殺傷された事件の裁判。「犯行時に心神喪失だった疑いが残る」として、1審に続き今年9月の控訴審でも、被告の男性に無罪が言い渡されましたが、検察側は最高裁に上告しませんでした。これにより、男性の無罪判決が確定しました。
争点は「心神喪失」か「心神耗弱」か
被告だった男性(32)は2017年7月、神戸市北区の自宅で、祖父母(いずれも当時83)を金属バットで殴ったり包丁で刺したりして殺害したほか、自宅近くに住む女性(当時79)も包丁で刺し殺害。母親と近隣女性の2人にも重傷を負わせました。この事件では、男性の犯行が「自分と元同級生の女性以外の人は、姿は人間だが自我や感情がない存在『哲学的ゾンビ』であり、女性と結婚するためには『哲学的ゾンビ』を倒さなければならない」という内容の、妄想・幻聴に拠るものだった点は認定されました。(後略)』
(MBS NEWS 10/11(水) 10:08配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebef2cd4e7b9f21eae188aec93e269704fa39cb2
こういう裁判のニュースを見るたびに、
判決の妥当性に疑問を抱かずに
いられない。
まずは「心神喪失」や「心神耗弱」が
なぜ判決に決定的な影響を与えるのか
という強い疑念があるのだが、
それを置いておくにしても
「犯行時に心神喪失だった疑いが残る」
という曖昧な言い方に不満を覚える。
犯人は祖父母(いずれも83)、
近隣女性(79)を金属バットや包丁で殺害し、
母親と近隣女性に重傷を負わせた
ということは事実として認定されている。
抵抗力の弱い老人や女性だけを狙い
武器をもって襲うという
殺害を成就させるための悪知恵は働くのに、
『哲学的ゾンビ』という
おかしな言葉を発しただけで
なぜ責任能力なしになってしまうのか。
しかも「犯行時に心神喪失だった」ではなく、
「犯行時に心神喪失だった疑いが残る」
というのだ。
つまり、3人を殺害し、
2人に重傷を負わせた凶悪犯罪が、
「疑いが残る」という曖昧な判断で
責任能力なしになったのである。
僕や僕の近親者が被害者だと想像したとき、
僕にはとても納得できないし、
この記事を読まれた多くの人は
納得できないのではないかと思う。
国民の多くが納得できないような判決は、
基本的に問題があると思う。
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そういう判決が出たということは、
同時にまた似たようなことを仕出かす可能性もあるわけで。
終身拘禁刑を同時に課すべきでは。
投稿: みどりこ | 2023年10月12日 (木) 13時49分
僕は責任能力という考え方は、
死刑判決に相当する犯罪を起こしたものを、
合法的に助けることができる制度を
何者かが考え出したものではと疑っています。
投稿: kanata | 2023年10月13日 (金) 11時23分